格安SIMを挿して使うためのSIMフリーモバイルルーターとして、ファーウェイの『E5383s-327』をAmazonで買った。




 この分野はかなり長いあいだ、NECのMR04LN一択、という状況が続いていた。
 最近になってようやくファーウェイをはじめとする競合各社がいい製品を出すようになり、競争が成立してきた。特に、10,000円を切る低価格帯の製品群が厚みを増してきた印象だ。


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 E5383s-327を選んだポイントは、「小ささ」と「安さ」と「microSIM」。
 同じファーウェイのE5577よりも少しだけ小さく、価格は2,000円以上安い。それでいて連続駆動時間はわずかに長い。重量は18g重いのが残念だが。
 そして、microSIM対応。ぼくはDMMモバイルのmicroSIMを1枚持っているので、これをそのまま使える機種がほしかった。


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 開封していくぞ!
 外箱背面の微妙に不安定な日本語がファーウェイらしさを存分に感じさせてくれる。


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 中身はこんな感じ。
 バッテリーパックは本体に最初から入っているわけではなく、別になっている。


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 iPhone6と並べてみる。名刺程度のサイズなので、かなり小さい。
 しかし、厚みはけっこうあって……


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 iPhone6の3倍くらい。なかなかのゴツさ。
 本体デザインもお世辞にもかっこいいとは言えないため、おしゃれさとは縁のない機種だと思ったほうがよい。
 ぼくは格安SIMを挿して使うモバイルルータにまでかっこよさを求めるつもりはないので、これで充分だが。


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 本体背面を開けて、microSIMをセットし、バッテリーを入れる。
 最初、なぜバッテリーパックが別で入っているのだろうと思ったが、そうか、先にSIMを入れないといけないからか。


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 電源オン!
 あたりまえだが、無事に電源が入った。画面のタッチパネル液晶は予想以上にキレイ。


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 APN設定では、主要な格安SIM用の設定があらかじめいくつか登録されており、もちろんDMMモバイルもある。
 これを選べばすぐ使える……はずなのだが……



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 あれっ?
 「サービスがありません」になってしまう……

 ときどき「3G」マークとアンテナ表示が出て通信できているような雰囲気にはなるのだが、またすぐに「サービスがありません」に戻ってしまい実際には通信できないという、謎の現象が発生。
 よくある対処法として、本体を再起動したり、SIMを入れ直したり、風呂で陰毛を全剃りしてみたりしたのだが、状況はまったく変わらない。股間はめっちゃスースーする。


 とりあえず説明書を読むと、PCブラウザからも本体各種設定が行えるらしいので、そっちで細かい情報を確認してみることに。

 すると、衝撃の事実が!
 なんと、デフォルトで本体に設定されている「DMM mobile」のAPN設定が間違っていたのだ!


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https://mvno.dmm.com/apn/android.html

 DMMモバイルを設定する際のAPNは、原則として「dmm.com」でなければならない。
 しかし、E5383s-327に登録されているAPNは、2015年6月以前にDMMモバイルを契約したユーザーのみが対象となる「vmobile.jp」になってしまっているのだ!

 そんなことある!?「デフォで入ってるAPN設定が古いやつでした~ごめんね~」なんてことある!?絶対こんなん気づかないよね!?わかってしまえばカンタンな話だけど、わかんねーよ!めっちゃ時間かかったよ!


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 というわけで、「プロバイダ設定」から、APN名をDMM.comとする正しいAPNを新たに登録。


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 これで無事に通信できるようになった。月額850円で3GB高速通信できるモバイルルータの完成である。
 よかったよかった。まさか標準の設定が違うというワナがあるとは思わなかった。


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 あとはSSIDとパスワードを任意のものに変更して、運用開始。


 DMMモバイルでE5383s-327を利用予定の方は、APN設定にくれぐれもご注意を。
 そこさえ除けば、かっこよくはないけれど堅実で機能性にすぐれた製品だと思うので、SIMフリーモバイルルーターの選択肢のひとつとしてぜひオススメしたい。あと股間の剃毛もオススメしたい。