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 ぼくは美容院(美容室)が嫌いだ。
 1~2ヶ月に1回、髪が伸びるたびに妻と「美容院行ってきなよ」「やだ」「行け」「自分で切る」「外で切れ」「じゃあQBハウスで切る」「美容院で切れ」「やだ」「はよ行けこのやりとり何百回目じゃ殺すぞ」というやりとりをしている。

 そしておそらく、ぼくに限らずオタクという生き物は基本的に美容院が嫌いだ。(ファッションオタクを除く)
 怖いし、行きたくないし、初詣のたびに美容院がぜんぶまんだらけに置き換わりますようにと強く願っている。

 というわけで、今回は根っからの美容院嫌いであるぼくが、その理由を独断と偏見をもとに10個にまとめたので紹介していくぞ!
 そこの美容院が嫌いなあなた!嫌いだけど日ごろその感情を発散する場所がなくてモヤモヤしているそこのあなた!ぼくと傷をなめ合いましょう!



1. 高い
 6,000円とか10,000円とかなんなの?フルプライスの新作ゲームソフト1本買えるじゃん?
 ゲームソフトは置いといても、そのお金でアタッチメント付きのそこそこいいバリカン買ったほうが絶対よくない?


2. いじめっ子の巣窟
 美容師というのはいじめっ子がなりたがる職業ランキング上位常連である。(経験に基づくすさまじい偏見)
 過去にぼくたちを苦しめた奴らの巣に、なにが楽しくて自ら乗り込まなくてはいけないのか。


3. 予約が必要
 なぜ行きたくないものをわざわざ予約しなければならないのか。
 そばアレルギーの人がそば屋の予約を入れるようなものではないか。死刑囚が自らの死刑執行日を決めるようなものではないか。
 しかも店によってはネット予約でなく、電話での予約を強要してくる場合もある。なぜ店に行く前から美容師という名の敵と話さなければならないのか。宣戦布告かよ。


4. 会話が必要
 なんかめっちゃ話しかけてくる。
 ぼくたちの顔を見ればコミュニケーションの意欲も能力もない人間であることはすぐわかるだろうに、めっちゃ話しかけてくる。なんか天気の話とかしてくる。天気予報見ろ。
 「わざわざ高い金を払って人と会話をする」という苦痛はキャバクラと通じるものがある。


5. なんかかっこいい雑誌しかない
 ねえジャンプとマガジンはないの!?日焼けしたゴルゴ13とドカベン全巻はどこ!?


6. 歩行者から丸見え
 窓が道路に面していて歩行者から丸見えなことが多い。
 ダサいオタク、自ら金を払って晒し者にされに行くの図。


7. セルフカットを責めてくる
 少しでも自分で切った形跡を発見すると、美容師は鬼の首を取ったように「あ、ここ自分で切りましたね!?切りましたよね!?だめですよー!美容師にはわかるんですよー!はいはいみなさーん!集まってー!この人ここ自分で切ってましたよー!ほら見てくださーい!!」と大声で騒ぎ立てる。これはもうマジで99%責め立ててくる。
 そのくせ「まあ私たち美容師も自分で見える範囲のとこはささっとセルフカットしちゃうこともありますけどねー」などとほざく。ふざけんなお前なんか来世カミキリムシになれ。


8. 美容院に耐えうる容姿がない
 服を買いに行く服がない。美容院に行く美容がない。「ぜんぜん普通でいいんですよ」と奴らは言うが、奴らの言う普通とぼくらの言う普通が違うことを奴らはわかっていない。ホントに普通に初音ミクTシャツにマジックテープの財布で行ってお前の店をめちゃくちゃにしてやろうか。


9. 店内がおしゃれ
 「よし、いまはかっこよさ60しかないけど、美容院でいい感じにしてもらってかっこよさ120になるぞ!」というのが美容院だと思うのだが、そもそも店のかっこよさが120あってかっこよさ60の人間を弾くしくみになっている。無理ゲーが過ぎる。


10. 申し訳ない
 ほら、美容師さんだってもともと、かっこいい人をもっとかっこよくしたり、 美しくなれる素質のある人の可能性を引き出したりしたくて、美容師になってるわけじゃないですか。「よっしゃ!-50点のやつらをせめて0点まで引き上げたろ!」みたいなモチベーションで美容師になってる人、いないじゃないですか。
 そりゃもう申し訳なさしかないわけですよ。こっちは「こんなんが美容室に来てすみません……」となるし、あっちはどうあがいても0点までしか到達しない絶望感で表情がどんどん曇る。 win-winならぬlose-loseですよ。



 もちろん、美容院や美容師を貶める意図はないので、勇気を出して行ったら行ったでいい場所ですよ、ちゃんと丁寧にやってくれますよ、ということは最後にお伝えしておきたい。
 ただ、それでもやっぱりぼくは美容院が嫌いだということと、たぶんそれ以上に美容院はぼくのことが嫌いだということもお伝えしておきたい。