オタクがなぜオタクっぽく見えるのかと言えば、理由はいろいろあるが、意外と大きいのは眉毛を整えていないことである。




 オタクというのがいかに眉毛に無頓着な人種であるかというのは、これまでもさんざん各所で語られてきている。

 ぼく自身も心当たりがおおいにある。
 美容院ならオプションで眉毛も整えてくれるらしいが、ぼくはオタクをこじらせすぎて美容院はおろか床屋に行くのも怖かった時期が長くあり、ずっと自宅でバリカンで散髪していた。なのでもちろん、眉毛はびよんびよんに伸び放題だった。



 顔の印象をもっとも大きく左右する目にいちばん近いパーツである眉毛
 村山富市をめざしているなら話は別だが、そうでないなら、最低限整えておいて損はない。
 かっこいい眉毛にする必要はないが、かっこ悪くない清潔感ある眉毛にしておく必要はある。

 でも、やっぱり美容院には行きたくない!
 あんな魔境に行ったら、美容師とかいう人の心を持たぬ悪魔どもに「うわっ村山富市が眉毛切りに来たよ」「俺があんな顔だったら眉毛より先に手首切るわ」「それな」みたいな陰口を叩かれるに決まっている!
 かといって、自分でハサミやコームを駆使して上手にカットする自信もない!素人にキレイに切れるわけがないし、左右もそろえられるはずがない!三戸なつめなら前髪を切りすぎてもかわいいが、ぼくたちが眉毛を切りすぎたらただの囚人だ!


 ああ、なにか手はないものか……
 かっこよくなりたいとは言わないから、最低限の清潔感が出せる程度に眉毛を整えられるカンタン便利グッズはどこかにないものか……




 あった!
 その名も、パナソニックのマユシェーバー、ER-GM20だ!!




 これ、要は眉毛処理に特化したアタッチメント付きバリカンみたいなもので、本体のほかにアタッチメント(コーム)が2個と、掃除用のブラシが付いてくる。




 アタッチメントを刃の部分に取りつけることでカットの長さを8mm・6mm・4mm・2mmに調整できるので、好きな長さに設定してから眉に押し当て、電動でウィーンと刈っていくだけ。
 ハサミで切る場合と比べると、「技術がいらない」「所要時間が圧倒的に短い」「左右をカンタンに切りそろえられる」などのメリットがある。
 本気でオシャレを追求する人はハサミで細部にこだわったり美容院でこまめにやってもらったりするのだろうが、ふつうの人がふつうに整えて清潔感を出すということであれば、これで100%充分だ。

 ぼくの場合はいつも、まず全体を4mmでごそっと刈って、あとはアタッチメントを外して直刃でラインを処理する、という感じでやっている。時間は2分もかからない。
 仕上がりも安定して上々で、この前も妻に「おっ、いい感じになったじゃん」とホメられた。「でしょ?今晩抱いてやろうか?」と返したら「殺すぞ」と言われた。




 ちなみに、ぼくは今回の購入がじつは2回目である。色違いの同じものをすでに1本持っていたのだ。
 なんでわざわざ2本目を買ったのかというと、4mmのアタッチメントをなくしてしまったからである。プラスチックのアタッチメントを手に入れるためだけに2,000円近くを出すというのもアホな話だが、まあ、それくらい気に入っている製品なのだと解釈してほしい。


 これから買う人は、アタッチメントをけっこうなくしやすい(保管用のケースなどは特に付かない)ことに注意しながら、ぜひ長く愛用していってほしい。