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 2016年もぼちぼち年末。忘年会シーズンの到来である。

 忘年会といえば、二次会の定番はやっぱりカラオケ。
 ふだんは飲み会にあまり行かなくても、さすがに忘年会くらいは参加しとこうかな……そしたらまあ二次会も行くべきかな……と考えている人は多いだろう。 


 そこで今回は、飲み会は嫌いだけどカラオケは好きすぎて逆に「二次会のカラオケだけ行きます」宣言をしまくっているぼくが考える、会社のカラオケを盛り上げるための、そうでなくとも最低限「外さない」ための選曲の心得4つを紹介する。

 初めて会社のカラオケに臨む新入社員や、ひさびさのカラオケ参加で不安な人は、ぜひ参考にしてほしい。



【1】映像つきの曲を選べ!

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(ゆず『ヒカレ』)

 「なに歌ったらいいかわかんない……」という人は、とりあえずMV(ミュージックビデオ)など映像つきの曲を選ぼう(ただし、アニメ映像は原則除く)。これだけで8割がた大丈夫。
 メリットは多い。「なんとなく華やかになる」「たとえ歌がヘタでも、映像についてみんながワーワー言ってくれるので絶対に静まり返らない」「みんな画面を見てくれるので恥ずかしくない」などなど。
 映像なしだと、純粋に自分のパフォーマンスだけで勝負しなければならないが、映像つきであれば、映像が3~4割くらい勝手に雰囲気を底上げしてくれるのだ。

 たいがいどのカラオケ機種でも「映像つき曲から探す」とか「本人映像で検索」とかの検索メニューがあるので、そこから探すのがてっとりばやい。
 また、DAMとJOYSOUNDの二大メジャー機種については、Webサイトからも映像つき楽曲が検索できるので、事前に歌えそうな曲をいくつかピックアップしておいてもいいだろう。

ClubDAM.com
http://www.clubdam.com/dam/index.html

JOYSOUND
https://www.joysound.com/web/


 ちなみに、映像つき楽曲のなかでもさらに間違いないのは、みんなでマネしやすいダンスが入っている曲。
 比較的最近のヒット曲でいえば、星野源の『SUN』や三代目JSBの『R.Y.U.S.E.I.』などだろうか。事前練習がある程度必要だが。



【2】盛り上げ役を見つけ、その世代を狙い撃て!

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 会社のカラオケは、盛り上げ役がだいたい決まっている。
 ほかの人が歌っているときに全体を注視し、ダンスや合いの手で率先して場を盛り上げているのは誰かを見極め、その人が好きそうな曲を入れていくとよい。
 観察力が必要なので少し難しいかもしれないが、ちゃんとできれば100%盛り上がる。というかその人が勝手に盛り上げてくれる。

 どのカラオケ機種でも「年代から探す」みたいな検索が必ずあるので、それを使って、その盛り上げ役の人の中学~大学時代くらいにヒットした曲を探していくといい。あるいは、その人の好きなアーティストを知っているなら、そこから選んでもいい。
 ドラマ主題歌などのタイアップ曲やジャニーズ曲を選ぶと、みんな知っている可能性が飛躍的に高まるのでなおよし。



【3】前奏・間奏・後奏が短い曲を選べ!

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(サザンオールスターズ『栄光の男』)

 忘れがちなポイントだが、けっこう重要。
 極端な目立ちたがり、しゃべりたがりならともかく、そうでない人は、サッと歌ってサッと引っ込める曲にしたほうが絶対にいい。
 がんばって1番を歌い終えたあと、間奏が1分くらいあるともう地獄である。「うわあああ、なんだこの空気!頼むから殺してくれ!」と絶望すること間違いなしである。全国の新入社員よ、アジカンのリライトとか絶対やめとけよ。(実体験)

 カラオケが中盤くらいに差し掛かって、しっとり聴くバラード曲がメインの時間帯になってきたら話は別だが、基本的には、ドーンと始まってバーンと終わる曲のほうが絶対にいい。男性でいえば、その手の曲が多く知名度も高いのはウルフルズやブルーハーツあたりだろうか。



【4】アニソンは「ひとネタ」ないならやめておけ!

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(鵜島仁文『FLYING IN THE SKY』)

 俺オタクだもん!アニソン歌いたいんだもん!これくらいの曲なら一般知名度もある程度あるはずだしきっとセーフだよね!

 ぼくもオタクなので、その気持ちはよくわかる。でも、オタクが思うセーフは99%セーフではない。
 会社のカラオケで本当に全世代から間違いなく許されるアニソンなんて、かわいい女子新入社員が歌う『タッチ』だけである。

 アニソンで成功しようと思ったら、みんな知っているヒットアニメの曲を選ぶことは大前提として、さらになんでもいいから自分が「ひとネタ」仕込める曲を選ぼう。
 例としては、モノマネがめちゃくちゃうまくできるとか、自分が生まれるよりずっと前の曲を歌うとか、あらかじめ仲間を募っておいて集団で歌うとか。
 たとえば、22歳の新入社員が42年前の『宇宙戦艦ヤマト』をささきいさおのモノマネで歌い上げたら、それはそれはもう、役員や部長クラスのハートわしづかみ間違いなしである。「キミ、いいねえ!」の嵐である。

 アニソンは、基本的にはアウトなのでやめておいたほうがいいが、冷静な選曲眼と、勝負できるひとネタがあるなら、むしろホームランを狙える。その場合は積極的に歌っていこう。




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(FIELD OF VIEW『DAN DAN 心魅かれてく』)

 本来、カラオケなんて自分が楽しけりゃなんだっていい娯楽だが、忘年会となると実態はほぼ仕事みたいなもんだし、人付き合いの要素がどうしても発生してくる。
 周りを盛り上げることを意識しながら、なるべく自分自身も楽しめる曲を見つけていこう。