広島みやげといえばもみじ饅頭、と思っていませんか。
 そうじゃないんです!
 いや、それはそれでもちろん正解なんですが、それ以外にもあるんです!!


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 それがこの『せんじがら』。メーカーによっては『せんじ肉』と呼ぶ場合もある。

 見た目の華がなさすぎるがゆえに知名度は低いのだが、地元ではひとたび食べた者は二度とその袋を手放すことができなくなると言われるほどの激ウマB級グルメである。広島ヤクザのあいだでは「シャブかせんじがらか」と称されるほどの中毒性を誇る逸品である。後者はウソである。


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 メーカーや製品によって多少異なるが、せんじがらとは基本的に「豚のホルモンを揚げて干したものに塩で味付け」したもの。

 カリッカリに揚げて干してあるので、めちゃめちゃ硬い。歯とアゴに自信のある人が急いで食べたとしても、ひと切れを食べきるのに数分はかかるほど。マゾにはたまらない食感である。
 そして、噛めば噛むほど塩の効いた肉の味がどんどん染み出してくる。小細工抜きにとにかく「塩だ!肉だ!」という味なので、お世辞にも上品な味わいとは言えないが、それゆえに老若男女問わず誰にとってもウマい。
 特に酒呑みにとっては最高のおつまみになること間違いなしだが、酒をまったく呑まないぼくもめちゃくちゃ好きで、帰省のたびに箱単位で買っている。それでも妻と一緒にバクバク食べていたらあっという間になくなってしまう。食べまくりながら塩分の摂りすぎで明日死ぬなこれといつも思っている。


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 せんじがら(またはせんじ肉)は、広島駅などの主要駅や、広島空港、一部のサービスエリアなどで買うことができる。県外でも、アンテナショップや百貨店の物産展などがあれば買えるかもしれない。
 いかんせん見た目のおみやげ感がゼロなので扱いが小さく、がんばって探す必要はあるが。

 広島みやげを買うとき、「もみじ饅頭じゃふつうすぎるよな……」とためらってしまう人や、おみやげを渡す相手が親しい友人や酒好きだという人は、絶対に100%間違いないですよ、と絶大な自信をもってオススメできる食べものなので、ぜひ買ってみてほしい。
 なお、渡した数日後に絶対「なにあれ!めちゃくちゃウマいじゃん!また買ってきてよ!」と言われてしまうので、予備や自分用を含めてたくさん買っておこう。それでもすぐなくなるんだけど。