我が家には男女の双子がいる。2歳になりたてである。

 デジタルネイティブである彼らはiPadを器用に使いこなし、特にYouTubeをよく観ている。
 観る動画自体は『どんぐりころころ』などの童謡だったりアンパンマンだったりと2歳児らしいかわいらしいチョイスだが、広告が出たらスキップボタンを連打したり、つまらない動画だったら即座に次の動画をタップしたりするその姿は、28歳児のぼくとなんら違いがなくて怖くなってしまう。

 で、子どもが適当に画面を触っていると、関連動画の関連動画の関連動画、という感じで、ぜんぜん予期しない動画にたどり着いてしまうことがよくある。
 そのなかで、娘と息子が異常に気に入ってしまった動画がひとつある。




 それが、VOCALOID曲『ドレミファロンド』である。

 ドレミファロンドには、覚えやすい曲調繰り返しの多い歌詞、子どもがノリやすいリズム、映像にキリンやウサギなどの動物が多く出てくる、そしてなにより歌の中に犬の鳴き声がたくさん入っている、といった、歌と踊りと動物が大好きな2歳児のハートをわしづかみにする要素が詰まりに詰まっている。

 いまではふたりとも、YouTubeを開いては「わんわんみる!わんわんみる!」と叫び、ぼくがドレミファロンドを流してあげると大喜びで「わん!わん!わんわんわん!」と曲中の犬の鳴き声をマネしている。

 ぼくはふたりにはぼくとは違う真人間に育ってほしいのであまりオタク文化には触れさせたくないのだが、かといってせっかく子どもが興味を持ったモノを取り上げてしまうのはよくないことだ。
 ドレミファロンド自体は非常にすばらしい楽曲だとも感じているので、まあ、好きなだけ楽しんでくれりゃいいかな、と思う。




 最強の2歳児ウケを誇るボカロ曲『ドレミファロンド』、ご興味おありの家庭はぜひお試しを。