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 スマホゲーム大乱立時代である。
 たとえ熱心なゲーマーやゲーム雑誌の編集者であっても、いま世に出ているスマホゲームの名前をすべて挙げられる人はおそらくいないだろう。

 家庭用ゲーム機の存在感が徐々に薄まり、猫も杓子もスマホゲームというこの時代。
 いわゆる「重課金者」ではないが、まったく遊ばないわけでもない、ごく一般的なゲーム好きはどう受け止めているのだろうか。また、スマホゲーム各タイトルのことをどれくらい知っているものなのだろうか。


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 そこで今回は、あえてごくふつうのゲームファンであるK氏(仮名。20代男性)にインタビューを実施。昨今のスマホゲームに関して、率直な意見を聞いた。
 平均的なゲーム好きの声として、ぜひ参考にしてほしい。



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――本日はよろしくお願いします。

(K) よろしくお願いします。


――さっそくですが、Kさんはスマートフォン用ゲーム、いわゆるスマホゲームはプレイされていますか?

(K) うーん、何個かやったことはあるんですが、長続きしたのは少ないですね。どちらかといえば、スマホゲームには縁が薄いほうだと思います。


――そういう人はきっと多いでしょうね。では、昨今のスマホゲームが乱立する世の中の状況、いちゲームファンとしてどのように感じていらっしゃいますか?

(K) スマホより家庭用ゲームに力を入れてほしいかなあ、っていうのは正直あるんですけど、まあ、時代ですよね。手軽さやハード所有者の多さには勝てないんだろうな、って納得しちゃう部分はあります。


――なるほど。スマホゲームといえば、いまやテレビCMやネット広告はスマホゲームだらけになりました。ご覧になる機会はありますか?

(K) ええ、もちろん。多いですよね。遊んだことはないけど名前と雰囲気はなんとなく知ってる、みたいなゲーム、たくさんあると思いますよ。


――そうなんですね。では、主要スマホゲームのタイトルをいくつか挙げてみますので、ご存じであればだいたいの印象を教えていただいてもいいですか?平均的なゲームファンはどれくらい各タイトルのことを知っているのか、という参考になると思います。

(K) なりますかね?(笑) まあ、がんばって答えてみます。


――では、『グランブルーファンタジー』。

(K) ええっと、テレビCMの量がすごいし、電車なんかでも遊んでる人をよく見るので、ホントにすごい人気なんだなあ、って印象です。たしかRPGですよね。


――『パズル&ドラゴンズ』。

(K) 広告の量で見ちゃうと最近はグラブルに押され気味なのかなあって印象もありますけど、根強いですよね。パズルとRPGが混ざったような内容だってことくらいは知ってます。


ーー『白猫プロジェクト』。

(K) ええっと、名前はもちろん知ってるんですけど……クイズゲームでしたっけ?あ、違う、それは黒猫なんとかか。RPG?ちょっと怪しいですね、すみません。


ーー『モンスターストライク』。

(K) あ、mixiのやつですね。斜陽だったmixiがこれで蘇ったって話はよく聞きます。ゲーム内容はあまり知らないんですが……


ーー『ツムツム』。

(K) ディズニーとかいろいろあるパズルゲームですよね。女性がよく遊んでる印象です。名前はよく聞くんですが中身はぜんぜん知らなくて……すみません。


ーー『千年戦争アイギス』。

(K) 国産ゲームでは珍しい本格派タワーディフェンス。プレイヤーは魔物の侵攻により国を失った若き王子となり、女神アイギスに導かれ召喚された戦士たちとともに戦う。仲間になるユニットはゆうに200種を超え、それぞれが独自のステータス・スキル・アビリティを持つ。レアリティの高いユニットは能力が高いかわりに出撃コストが高いという欠点があるため、低レアリティユニットでも活躍の場がかなり多いのが他のスマホゲーと一線を画す特長。イベントで定期的に高レアリティのユニットが入手できることもあり、戦術を練れば無課金でも最新の高難度マップを充分に攻略できる。また、毎週のように新ユニットの実装や覚醒・スキル覚醒の追加があるため育成要素も豊富。最近ではセーラーエリートにスキル覚醒が実装され、水兵ビエラの個性的な『鎮圧用散弾』などが話題となった。育成関連では好感度や信頼度を上げると見られる『交流』イベントも大きな魅力。ここ数ヶ月で実装されたイベントユニットだけでも、元敵軍でしかもアンデッドだったメトゥス、メガネっ子メイドながら徒手空拳で戦う武闘派アイリーン、激カワ行き遅れババアことサラサなど個性的な面々がそろい、親交を深める楽しみがある。すみません、最低限のことしか知らなくて。


ーーインタビューは以上です。ありがとうございました。

(K) ありがとうございました。

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 たったひとりへのインタビューではあるが、しかし平均的ゲームファンの声として、スマホゲームの隆盛を素直には喜べないこと、広告を見てゲームタイトルは知っていても内容の理解はあまり進んでいないことなどが明らかになった。
 スマホゲームを毎日何時間もバリバリやっているような人ならともかく、一般人のスマホゲーム各タイトルに対する理解度というのはK氏くらいがふつうだと言って間違いないだろう。


 市場全体は成長を続けるいっぽうで淘汰も始まっており、ますます競争の激化するスマホゲーム業界。
 今後の動向にも要注目である。