一般常識なのでいまさらだとは思うが、日本三大祭りといえば京都の祇園祭、大阪の天神祭、そしてヤマザキ春のパン祭りである。


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出典:https://www.yamazakipan.co.jp/campaign/2016/spring/

 十数年前から毎年祭りに参加し、最低1枚はお皿をもらい続けているぼくだが、今年は3~4枚の獲得を狙っている。
 今年のお皿は真っ白い正円のシンプルなお皿で例年以上に美しく、ぜひ家族4人分そろえたいからだ。妻には「毎日毎日パン買ってきてんじゃねーよ!」と怒鳴られているが、ぼくの正義はその程度では揺るがない。




 さて、お皿を効率的にもらうなら、必ず頭に入れておきたいのが対象商品のシール点数効率(コストパフォーマンス)だ。
 パン祭りの点数シールは、「定価(または想定小売価格)ベースで100円につき1点」が基本的な基準になっていると言われる。定価100円のパンなら1点、150円のパンなら1.5ポイントの点数シールが貼られていることが多い。

 ただ、これはあくまで「定価ベース」であり「基本的な基準」である。
 対象商品のなかには、定価と実売価格の差が大きいものや、基準から外れた点数設定が行われているものがいくつか存在する。
 そうした「狙い目商品」を集中的に買っていけば、出費をかなり抑えながらお皿を獲得することが可能なのだ。


 そこで今回は、ネットスーパー3店(イオン、SEIYU、マツモトキヨシ)における平均実売価格をもとにした、主要対象商品48種の点数効率を調べてきた。その成果をここに報告する。 



2016ヤマザキ春のパン祭り徹底攻略!
主要対象商品 シール点数効率一覧

※公式サイトに「主な対象商品」として掲載されている商品のシール点数と価格を調査。
※「効率」はシール1.0点あたり何円で済むかを示す。
※「効率」の良い順に記載。効率が同値の場合は公式サイトの掲載順。


順位 商品名 点数 税込価格 効率
1 ロイヤルブレッドゴールド 4 257 64.3
2 ユアクイーンゴールド 4 270 67.5
3 ロイヤルブレッド 2.5 170 68.0
4 超芳醇 2.5 170 68.0
5 ダブルソフトゴールド 4 278 69.5
6 ダブルソフト 3 213 71.0
7 レーズンゴールド(3枚入) 2 149 74.5
8 超芳醇特撰 2.5 189 75.6
9 北海道産小麦のバターロール 北海道産バター入りマーガリン (6個入) 2.5 192 76.8
10 スペシャルパリジャン 2.5 194 77.6
11 北海道産バター使用 バターロール(8個入) 2.5 216 86.4
12 黒糖入りテ-ブルロ-ル (7個入) 2.5 218 87.2
13 ブランブレッド 2.5 221 88.4
14 新食感宣言 2 181 90.5
15 十二穀ブレッド 2.5 240 96.0
16 スナックスティック(9本入) 1.5 149 99.3
17 チョコチップスナック(8本入) 1.5 149 99.3
18 マロン&マロン 1 105 105.0
19 ふんわり食パン 1.5 170 113.3
20 スイートブール 1 116 116.0
21 シュガーロール(5個入) 1.5 178 118.7
22 ポニーメリー(生乳入りカスタードクリーム) 1 127 127.0
23 ホワイトデニッシュショコラ 1 127 127.0
24 ドーワッツ(チョコ&クランチ) 1 127 127.0
25 イチゴスペシャル 1 127 127.0
26 アップルパイ 1 129 129.0
27 ミニスナックゴールド 1 129 129.0
28 ダブルロール 1 129 129.0
29 まるごとバナナ 1.5 194 129.3
30 ゴールドソフト3斤 12 1620 135.0
31 薄皮つぶあんぱん(5個入) 1 138 138.0
32 ランチパック(ピーナッツ) 1 138 138.0
33 ロイヤルバターロ-ル (6個入) 1 142 142.0
34 大きなサンド(野菜サンド) 1.5 248 165.3
35 黒糖フークレエ 1 170 170.0
36 ヤマザキメロンパン 0.5 90 180.0
37 シューロールケーキ(4個入) 1 183 183.0
38 モーニングスター 0.5 103 206.0
39 高級つぶあん 0.5 105 210.0
40 ナイススティック 0.5 105 210.0
41 大きなツインシュー 0.5 105 210.0
42 北海道チーズ蒸しケーキ 0.5 108 216.0
43 コロネ(ミルクチョコクリーム) 0.5 113 226.0
44 大きなチョコチップメロンパン 0.5 113 226.0
45 コッペパン(ジャム&マーガリン) 0.5 116 232.0
46 まるごとソーセージ 0.5 116 232.0
47 ホットケーキサンド(メープル&マーガリン) 0.5 116 232.0
48 カレーパン 0.5 127 254.0
【調査日】2016年3月23日
【参考サイト】
ヤマザキ春のパン祭り
https://www.yamazakipan.co.jp/campaign/2016/spring/
おうちでイオン イオンネットスーパー
https://www.aeonnetshop.com/shop/
西友ネットスーパー
https://www.the-seiyu.com/front/contents/
マツモトキヨシオンラインストア
http://www.matsukiyo.co.jp/store/online
※表中「税込価格」は上記3店の平均価格。(商品の取扱がない場合は取扱がある店の平均)




【解説】

 大前提として、表中「税込価格」はネットスーパー3店の平均価格から割り出していることに注意してほしい。実店舗での販売価格は地域や店舗によって当然変わるため、それに伴って順位も変動する可能性がある。

 さて、最上位はほぼすべて食パンが占める。
 特に1位のロイヤルブレッドゴールドをはじめとする高級食パンは点数効率がどれも非常にいい。
 一般家庭で日常的に買える価格帯で効率がいいのは、3位のロイヤルブレッド、4位の超芳醇、6位のダブルソフトあたり。特にダブルソフトは全国どこのスーパーでも売っている超定番の食パンなので、買う場所に困らない利点も持つ。

 食パンを除くと、次に効率がいいのはバターロール、レーズンロール、スナックスティック、チョコチップスナックなど複数個入りのロールパンおよびスティックパン。
 これらはどれも全国ほとんどのスーパーで売っているので買いやすい。また、食パンと違ってジャムやマーガリンを使わずともそのまま食べられるため、調味料を含むトータルコストだと食パンを上回る高効率を叩き出せるポテンシャルを秘めている。

 残念ながら、全体的に点数効率があまりよくないのが菓子パン。基本的にすべて1点あたり100円を超えてしまう。
 スーパーでもコンビニでも、駅ナカのちょっとした売店でも気軽に買えるのが菓子パンの魅力だが、だからこそ点数設定は控えめなのかもしれない。もともと衝動買いが多いジャンルなので、ヤマザキからするとわざわざ高い点数をつけて購買を煽る意味が薄いのだろう。
 また、菓子パンについては、どの商品もだいたい100円強の実売価格だが、そのなかに0.5点と1点の商品が入り交じっていることに注意。
 たとえば、個人的に大好きなのがまるごとソーセージなのだが、これは0.5点で点数効率でいうと最悪に近い。1点あたり232円となり、ほぼ最下位。悲しい。



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 2016ヤマザキ春のパン祭りは4月30日まで。(北海道は5月31日まで)
 残り約一ヶ月、我が家ではダブルソフトを軸に、黒糖入りテーブルロールとスナックスティックを織り交ぜていくことにした。
 妻には「私はPasco派なんだよ!超熟買ってこいよ!」と怒鳴られているが、ぼくの正義はその程度では揺るがない。

 余談だが、この記事の作成には約5時間かかった。
 必死にネットスーパー各店を調査してメモを取りながら「ぼく以外誰が得するんだこれ……」と何度か絶望しかけたが、どこかにこれを参考にしてくれる人がいれば幸いである。