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 スマートフォンやタブレットの普及率は年々高まり、電子書籍は多くの人にとって身近な存在となった。

 現在、日本における電子書籍ストアは、規模の大きい主要なものだけでも10以上ある。

・Kindleストア
・楽天Kobo
・honto
・BookLive!
・ebookjapan
・BOOK☆WALKER
・DMM.com 電子書籍
・コミックシーモア
・iBooks
・Google Play ブックス
などなど……

 これらのなかで、やはりいちばんメジャーなのはKindleストアだろう。
 使いやすく、専用端末が充実し、期間限定セールなどもそこそこ実施してくれて、なによりあのAmazonなのでしばらく潰れる心配がない。メリットは非常に多い。
 正直なところ、現状、Kindleストアをすべての面で完璧に上回るようなストアは存在しないと言っていい。

 ただし、観点を絞れば、Kindleストアよりも明らかに優秀な面を持つストアは存在する。


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 それが、価格面最強、圧倒的な安さを誇る「honto(ホント)」である。

 http://honto.jp/
 
 運営は、大日本印刷・NTTドコモ・丸善グループの合同出資会社であるトゥ・ディファクト。2010年サービス開始だが、前身である「ウェブの書斎」は2001年からなので、それを含めるとかなりの老舗である。


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 hontoの安さの秘訣は、「クーポン」だ。
 hontoに会員登録していると、不定期にメールでお得なクーポンが送られてくるのだが、その割引率と配信頻度が尋常ではないのがスゴいのだ。
  たとえば、
 
・全電子書籍50%OFFクーポン
・全電子書籍30%OFFクーポン(会員登録時にも自動取得)
・全電子書籍書籍20%OFFクーポン 有効期間内は何度でも使用可能

などがあり、なんとだいたい1~2週に1回くらいのペースでどれかしらが送られてくる。
 ちなみに、クーポンが送られてこない週はたいてい「ポイント○○倍キャンペーン」(10倍~20倍が多い)みたいなことをやってくれているので、それはそれでお得である。
 hontoにおいては、冗談抜きにクーポンやポイント特典の恩恵をまったく受けずに買うことのほうが難しいくらいだ。

 そして、hontoの電子書籍クーポンは「セール品もクーポン対象」「クーポン割引は合計金額に対して適用」という大きなふたつの特徴を持っている。
 ひとつめは、すでに安くなっている本をさらに安くできるということ。たとえば、「○○社のコミック全品半額!」というセールが実施されて500円の本が250円になっていたとしたら、そこから50%OFFクーポンを使用して125円にできるのである。じつに通常価格の1/4である。
 ふたつめは、まとめ買いに使えるということ。この手のクーポンは他のサイトだと「1冊のみに適用できます」なんてケチな注意書きが付くことも多いが、hontoは違う。同時に100冊にまで適用可能だ。1巻500円のマンガを100巻まで買ったら通常50,000円だが、そこに50%OFFクーポンを使えば一気に25,000円なのである。


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 これだけ安いと、買いたいけど巻数が多すぎて手が出せなかったコミックを一気買いしたり、フルプライスじゃ買う気がしないけど……くらいの微妙な本を買ってみたり、浮いたお金で子どもの絵本を買ってあげてみたりと、いろいろなことができる。
 honto、非常にオススメですよ。ホントは「hontoホントにオススメですよ」って言いたかったけど、さすがに言いませんよ。言っちゃったけど。



 なお、ぼくは平素、電子書籍の購読においてはKindleストアとhontoを併用している。その使用感にもとづいて、10点満点で各要素をカンタンに比較すると下記のようになる。

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【品揃え】
Kindle 10点 / honto 7点
(一般書籍・一般コミックはあまり差がないが、hontoはアダルトが非常に弱い)

【サイトの使いやすさ・商品の探しやすさ】
Kindle 9点 / honto 8点
(あまり差はない。わずかにKindleストアのほうが洗練されているか)

【アプリの使いやすさ】
Kindle 7点 / honto 8点
(だいたい似たようなものなので好みの問題。シリーズ自動まとめ機能など、hontoのほうが少し親切)

【電子書籍の価格】
Kindle 6点 / honto 10点
(Kindleもよく安売りをしてくれるほうだが、さすがにhontoと比べると差がありすぎる)
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 このため、ぼくは一般書籍・一般コミックはhontoで買い、hontoが弱いマイナージャンルやアダルトの作品はKindleストアで買う、という使い分けをしている。


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 ちなみに、クーポンの入手方法はメール配信を待つ以外にもある。
 代表的なのが、フレッツ光メンバーズクラブのポイント交換だ。500ポイントで500円OFFクーポンと交換できる。
 フレッツ光回線を引いていれば勝手に貯まるポイントなので、気がつくとそれなりに貯まっていた、という人も多いはず。契約している人はぜひ確認してみよう。



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 そこそこの品揃えと使いやすさ、そしてズバ抜けた安さを持つhonto。
 これから電子書籍に手を出そうとしている人や、新たな電子書籍販売サイトを探している人は、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがだろうか。