2016/06/18追記:三周年ボイスと2016梅雨ボイスの解説を追加しました。


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 数ある駆逐艦の中でも人気上位に位置する 浦風
 その理由のひとつが、 広島弁だろう。広島出身かつ巨乳好きのぼくももちろん浦風が好きである。

 広島弁に限らず、ゲームやアニメで使われる方言は地元の人が聞くと「は?」となるようなものが多いが、 浦風の話す広島弁はけっこう完成度が高い。むしろ、地元民ですら「それ『はだしのゲン』か『仁義なき戦い』でしか言わんじゃろ……」と引くようなドギツい広島弁まで含まれているほどだ。
 また、 ところどころイントネーションがおかしかったり、大阪弁っぽい言葉が混じったりすることがあるが、それは意図的に設定されたものである可能性がある、というのも浦風のキャラクター造形の深いところ。
 浦風は図鑑セリフにもあるが 「生まれは大阪、所属は呉」なのだ。だからこそ、「ときどきイントネーションが違ったり、大阪弁が混じったりする広島弁」をしゃべっているのかもしれない。

 そんな浦風の素敵すぎる全セリフと、そこに含まれる広島弁を徹底的に解説する。
※最後にケッコンカッコカリ・轟沈関連のセリフもあるため閲覧注意


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■図鑑説明
生まれは大阪、所属は呉。真珠湾からガダルカナルまで駆けまわったんじゃ。最後は金剛姉さんを護衛して台湾海峡……まあ、もうどうにもならんなぁ……。

●標準語で言うと?
生まれは大阪、所属は呉。真珠湾からガダルカナルまで駆けまわったんだ。最後は金剛姉さんを護衛して台湾海峡……まあ、もうどうにもならないなぁ……。


広島弁は方言のなかでも訛りは強くないほうなので、標準語と比べても語尾がちょっと違う程度、ということもよくある。これがまさにそれ。

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■入手/ログイン
うち、浦風じゃ、よろしくね!

●標準語で言うと?
私、浦風だよ、よろしくね!


「うち」と「~じゃ」が広島弁。
広島では女性の一人称は「うち」がふつう。そのシェアは「私」より高い。(ちなみに男性の場合は「わし」が多い)
ただ、「よろしくね!」だけ急に標準語になるので、ちょっと違和感がある。
広島弁としては「よろしくの!」とか「よろしゅう!」とかのほうが自然。

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■母港/詳細閲覧1
うちに、何か用?

●標準語で言うと?

私に、何か用?


ほぼ標準語と同じ。
より広島弁っぽさを出すなら、「何か用かのう?」「何か用かいのう?」もあり。
その場合は「何か用かな?」「何か用かしらね?」みたいな意味。

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■母港/詳細閲覧2
提督さん、今日も元気じゃねえ

●標準語で言うと?

提督さん、今日も元気だねえ


浦風にしてはマイルドな広島弁。
実際、いまの広島の女子中高生はこれくらいのしゃべり方が多いと思う。
もうちょっと年齢層が上になると「今日も元気じゃのう」となる。

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■母港/詳細閲覧3
こら!どこ触っとるんじゃ

●標準語で言うと?

こら!どこを触ってるの


これも浦風にしてはマイルド。
触られたことに本気では怒っていないということが読み取れる、とてもいいセリフ。
これが本気でキレると 「おどりゃあ!どこ触っとるんじゃワレェ!」となる。怖い。
また、「触る」は「いらう」と言う場合もある。「触ってる」なら「いろうとる」。

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■母港(2015新春限定)
提督、謹賀新年じゃけえ。今年もよろしゅうね!

●標準語で言うと?

提督、謹賀新年だから。今年もよろしくね!


広島弁といえば、とにかく語尾に「じゃけえ」がつくイメージがあるが、それは間違い。
「~じゃけえ」は「~だから」なので、この場合「謹賀新年だから」という謎の言葉になってしまう。
「謹賀新年じゃね」という言い方にすると「謹賀新年だね」という意味になるので自然か。
「提督、謹賀新年じゃね!今年もよろしゅうね!」という感じ。かわいい。

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■母港(2015節分限定)
提督?なんでうちに豆を投げるんじゃ?怒らんけぇ言うてみ?ん?んー?

●標準語で言うと?

提督?どうして私に豆を投げるの?怒らないから言ってみて?ん?んー?


数多くの提督が萌えすぎて轟沈した、 浦風屈指の名ゼリフ
なんと 広島弁としても完璧で、直すところがひとつもない。さすが。

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■母港(2015秋限定1)
提督?うち、祭りの射的は得意なんや。どれが欲しいけえ?うちがとっちゃるけえ、任しとき!

●標準語で言うと?

提督?私、祭りの射的は得意なんだ。どれが欲しいから?うちがとってあげるから、任せといて!


「得意なんや」は「得意なんよ」のほうが広島弁として自然だが、 浦風の生まれである大阪なまりが出ていると考えると不自然ではない。
むしろ 広島弁と大阪弁のいいとこ取りで二倍のかわいさであると言える。
ただ、「欲しいけえ」という部分は「欲しいから」という意味になってしまうので、そこだけ言葉としておかしい。
「どれが欲しいん?」が適切か。

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■母港(2015秋限定2)
提督、秋やねえ。よかったら、一緒に鎮守府の秋祭りに……ん、忙しかったら浜風と行くけん……え、あっ、そう?うふふ♪

●標準語で言うと?

提督、秋だねえ。よかったら、一緒に鎮守府の秋祭りに……ん、忙しかったら浜風と行くから……え、あっ、そう?うふふ♪


節分ボイスに続き、多くの提督を轟沈に追いこんだ、破壊力抜群の名ゼリフ。
これよりエロい「鎮守府」の言い方をぼくは知らない。
「秋やねえ」は大阪弁。広島弁だと「秋じゃねえ」または「秋じゃのう」になる。
秋祭りではしゃいで童心に帰っているのか、秋ボイスは大阪弁まじりが多い。
「行くけん」は広島弁だが、地域や年代により「行くけえ」と言う場合も多い。

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■母港(2015クリスマス限定)
クリスマスじゃけえね、うちもいろいろ作ってみたけえの!お味はどうじゃ?

●標準語で言うと?

クリスマスだからね、私もいろいろ作ってみたからね!お味はどう?


「~だからね」が一文のなかで2回続くことになるので、ちょっと不自然に感じる人もいるかも。
「クリスマスじゃけえね、うちもいろいろ作ってみたんよ!」などとしたほうが言葉としては自然か。
まあ、 自然だろうが不自然だろうがかわいいことには変わりないので特に問題はない。

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■母港(2015年末限定)
もう師走になってしもた。大掃除終わったらおせちの準備も……あっ、うん♪うちに任せとき♪あぁ、磯風?あ……うん!手伝って。

●標準語で言うと?

もう師走になっちゃった。大掃除終わったらおせちの準備も……あっ、うん♪私に任せといて♪あぁ、磯風?あ……うん!手伝って。


とても自然な広島弁。最初は「なってしもたなあ」「なってしもたのう」などでもいいかもしれない。
余談だが、広島の瀬戸内海沿いのエリアはおせちにブリを食べる家庭が多い。もちろん呉も。
浦風が作ったブリの照り焼きで舌やけどしたい。

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■母港(2016バレンタイン限定)
うち、チョコ作ったんじゃ。提督、よかったら食べても……ええんよ?

●標準語で言うと?

私、チョコ作ったんだ。提督、よかったら食べても……いいんだよ?


語尾が多少違う程度のわかりやすい広島弁。
最初の一文は「うち、チョコ作ったんよ。」とするとより女の子っぽさが出る。

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■母港(2016ホワイトデー限定)
えっ、これ、チョコのお返しに?あ……提督、素敵じゃねえ♪

●標準語で言うと?

えっ、これ、チョコのお返しに?あ……提督、素敵だね♪


標準語との違いは語尾のみ。
広島弁の語尾は「~じゃねえ」だと女性らしさがあり、「~じゃなあ」だと男女問わずよく使われ、「~じゃのう」だと一気に年配の男性っぽくなる。

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■母港(三周年限定)
提督?三周年じゃけ!ほんま驚きやねぇ。うちも嬉しいんじゃ。……ふふっ♪

●標準語で言うと?

提督?三周年だから!ほんとに驚きだねぇ。私も嬉しいんだ。……ふふっ♪


「じゃけ」は「じゃね」と変えて、「三周年だねえ」といったニュアンスにしたほうが自然か。
「やねぇ」は大阪弁。浦風名物、 大阪弁と広島弁が混ざって2倍かわいいシリーズ

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■母港(2016梅雨限定)
雨……梅雨じゃねぇ……あじさいの花、綺麗じゃね。うち、好きなんじゃ♪

●標準語で言うと?

雨……梅雨だねぇ……あじさいの花、綺麗だね。私、好きなんだ♪


語尾が多少違う程度なのでわかりやすく、かつ 広島弁のかわいさが詰まった名ゼリフ。
他県の人は手始めにこれを200回くらい連続再生して洗脳されてほしい。

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■母港放置
んー、そろそろ、出かけたいとこじゃなあ

●標準語で言うと?

んー、そろそろ、出かけたいとこだね


ひとりごとなのか話しかけているのか、つぶやくような広島弁。
「んー」の言い方がとても妖艶。 極道の妻かと思うほど妖艶。
母性と活発さを兼ね備えた浦風らしいセリフ。

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■編成
うちに任しとき!

●標準語で言うと?

私に任せて!


より頼もしく「任せておきなさい」というニュアンスにするなら、「任しときんさい!」になる。
「~きんさい!」「~しんさい!」は丁寧さと元気さが同時に増す便利な広島弁。

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■出撃
さーて♪ 浦風、出撃じゃ!

●標準語で言うと?

さーて♪ 浦風、出撃よ!


「出撃だ!」も「出撃よ!」も「出撃です!」も、広島弁の手にかかればぜんぶ「出撃じゃ!」になる。

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■遠征選択時/アイテム発見
素敵じゃねぇ♪

●標準語で言うと?

素敵だね♪


女の子の使う広島弁として、とても自然なセリフ。
年齢層がもっと上になると「素敵じゃのう」に変化する。

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■遠征選択時/アイテム発見
任しとき!

●標準語で言うと?

任せて!


広島弁だが、ボイスを聞くと発音は大阪弁っぽい。
たったひとことながら、「生まれは大阪、所属は呉」の浦風らしさがよく出ているセリフ。

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■開戦
砲雷撃戦、開始じゃ!

●標準語で言うと?

砲雷撃戦、開始よ!


浦風の 極道っぽさパワフルさなら「ほいじゃあ、ドンパチ始めたろうかのう!」くらいのことを言い出しても不自然ではないが、さすがにそこまでは言わなかった。よかった。

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■夜戦開始
邪魔じゃけえ!

●標準語で言うと?

邪魔だから!

とりあえず「じゃけえ」を付けてしまったパターン。「邪魔だから」という謎の意味になってしまう。
たぶん本来は「邪魔なのよ!」的なニュアンスだと思うので、その場合「邪魔なんじゃ!」が正しい。

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■攻撃
おどりゃあ!

●標準語で言うと?

この野郎!


コテコテすぎて、いまとなっては『はだしのゲン』か『仁義なき戦い』でしか聞かない広島弁。 仁義なき浦風。
他県の人から怖い怖いと言われがちな広島弁だが、「おどりゃあ!」はさすがに地元民でも怖い。
でも浦風みたいな美少女に言われたらご褒美だと思う人も多いかも。
広島市内のSMクラブに行くとたくさん言ってもらえる。

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■攻撃(夜戦)
そこのけやー!

●標準語で言うと?

そこをどけろー!


仁義なき浦風その2。女の子が言うにしては、かなりきつめの言葉。だがそれがいい。
ぼく自身、リアルでは 旧広島市民球場でおっさん同士が取っ組み合って座席を取り合っていたときしか聞いたことがない。
マイルドに言い換えるなら「そこのいて!」「そこよけて!」など。

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■小破1
いやぁっ!ちっと失敗……!

●標準語で言うと?

いやぁっ!ちょっと失敗……!


細かいが、「ちいと失敗」と言ったほうが広島弁っぽさがより増す。

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■小破2
痛たぁ……

●標準語で言うと?

痛たぁ……


そのまんま。

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■中破/大破
砲塔へしゃげとるし、ボロボロになってしもうた…

●標準語で言うと?

砲塔つぶれてるし、ボロボロになってしまった……


仁義なき浦風その3。
「へしゃげる」は「つぶれる」「ぺしゃんこになる」などの意味だが、いまの若者は言わない人も多い。
また、「ボロボロ」「めちゃくちゃ」といった意味では、「わや」と言う場合がある。
「砲塔」を「チャカ」に置き換えると完全に仁義なき戦いのワンシーンと化す。
「チャカへしゃげとるし、わやになってしもうたのう……でものう、まだわしにはダイナマイトがあるんじゃ!」的な。

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■勝利MVP
心配いらんよ。うちがついておるからこの艦隊は大丈夫じゃて!

●標準語で言うと?

心配いらないよ。私がついているからこの艦隊は大丈夫だって!


「ついておるから」は「ついとるけえ」のほうが自然。
それ以外は完璧。

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■帰投
作戦終了した艦隊があるよ

●標準語で言うと?

作戦終了した艦隊があるよ


そのまんま。
むりやり広島弁要素を入れるなら「あるど」としてもいいが、若者はあまり使わない。

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■補給
補給は大切じゃな

●標準語で言うと?

補給は大切だね


スタンダードな広島弁。女の子っぽく言うなら「大切じゃね」もいい。

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■改装/改修/改造1
うちが強ければ、みんなを守れるけえね!

●標準語で言うと?

私が強ければ、みんなを守れるからね!


気丈な性格が多いと言われる、広島の女性らしいセリフ。
「強ければ」は「強けりゃあ」と言い換えることもできる。

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■改装/改修/改造2
ちぃと、カッコよくなったかなぁ?

●標準語で言うと?

ちょっと、カッコよくなったかなぁ?


女の子らしい、かわいい広島弁。
男性だと「カッコようなったかのう?」と言う人が多い。

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■入渠(小破以下)
助かるわ~

●標準語で言うと?

助かるわ~


文字としてはそのまんま。
ただ、ボイスの発音は関西寄りのイントネーションになっており、大阪訛りが出ていることがわかる。
広島弁本来のイントネーションはどちらかというと東京寄り。

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■入渠(中破以上)
いや~、ぶち疲れたわ

●標準語で言うと?

いや~、すごく疲れたわ


「ぶち」とは「すごく」の意。
「ブチギレ」という言葉の「ブチ」はこの広島弁が元であるという説がある。
同義語で、若者がよく使う言葉としては「バリ」もある。バリ疲れた。
「疲れた」は「たいぎい」と言う場合も。
「いや~、バリたいぎいわ」と言うと完全に女子高生ギャル浦風。

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■建造完了
新しい艦が入ってきたのう

●標準語で言うと?

新しい艦が入ってきたね


ほぼそのまんま。

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■戦績表示
提督さん?早く読んだ方がええよ

●標準語で言うと?

提督さん?早く読んだほうがいいよ


ほぼそのまんま。
「早く」は「はよう」と言う人もいる。

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■ケッコンカッコカリ
一日中頑張っとる提督を見てると、なんだかほっとけなくて……なっ!あまり、無理せんでね!

●標準語で言うと?

一日中頑張ってる提督を見てると、なんだかほっとけなくて……ねっ!あまり、無理しないでね!


浦風の駆逐艦とは思えぬ母性と包容力が満載された名ゼリフ。
「見てると」は「見とると」、「なんだかほっとけなくて」は「なんかほっとけんで」のほうが自然。それ以外は完璧。
ちなみに、あえてもっと広島弁を濃くすると、 「いちんちじゅう頑張っとる提督さん見とると、なんかほっとけんのよ……なっ!えっと無理したらいけんけえね!」みたいになる。これはこれでかわいい。

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■ケッコン後母港
提督さん!無理は禁物やで!

●標準語で言うと?

提督さん!無理は禁物だよ!


「~やで」は大阪弁。生まれの言葉がうっかり出ちゃったシリーズ。
広島弁で言うなら「無理は禁物よ!」「無理しちゃあいけんよ!」などが自然。

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■轟沈
うちに構わず、早くここから離脱したほうが……ええ……

●標準語で言うと?

私に構わず、早くここから離脱したほうが……いい……


「うちに構わず」は「うちに構わんと」、「早く」は「はよう」と言うこともできるが、ほぼ完璧な広島弁。
完璧だろうとなんだろうと、聞きたくないセリフだが。

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浦風のボイスが追加されたら随時更新しようと思います。