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 バグか仕様かは不明だが、スパロボBXには「不屈バリア」と呼ばれるテクニックがある。

 本作では、バリア持ちの機体に精神コマンド『不屈』(次に受けるダメージを1/8に減らす)がかかっている場合、被ダメージ計算が「不屈の効果→バリアの効果」の順で行われる。
 たとえば、全属性ダメージを1000軽減する『ピンポイントバリア』を持つマクロス系ユニットの場合。
 本来なら8000のダメージを受けるはずの攻撃が来ても、まず不屈により1000に軽減。ピンポイントバリアにより、そこから1000軽減されて0。なんと、8000までのダメージを完全に無効化できるのだ。
 しかも、不屈の効果は「ダメージを受けたとき」に消える仕様だ。最終的な被ダメージが0なら消えない。よほどの大ダメージを受けるか、バリアを張るENが尽きるか、バリア貫通攻撃を食らうかしない限り、不屈バリアは永遠に続くのだ。

 これを利用し、不屈持ち&全属性を軽減または無効化できるバリア持ちで、反撃性能・継戦能力に優れたユニットを突撃させることで、多くのステージをカンタンにクリアすることができる。
 序盤からいるユニットでこれにもっとも向いているのが、戦艦のナデシコ(ユリカ)だ。


【用意するもの】

1. ENと装甲をフル改造したナデシコ

反撃の効率を上げるため、照準値武器もできるだけ改造しておくとよい。
ユリカにBセーブやEセーブも付けておくとさらに万全だが、なくても充分。


2. 適当な補給ユニット2機
 
基本的に戦闘することはないので、補給装置を持ってさえいればなんでもいい。
欲を言うなら、万が一狙われた場合に備えてそれなりの戦闘能力を持ち、後述するグラン・ガランとのセット運用のため『直感』『ひらめき』を持っているユニットがベスト。
序盤からいるユニットでは、VF-19E エクスカリバー(アイシャ)ボチューン(マーベル)が適任だ。すごいぞアイシャちゃん。


【実行の手順】

1. ナデシコに『不屈』をかけ、単機で突撃させる。
2. ナデシコの隣(狙われにくい後方がベスト)に補給ユニット1機を待機させる
3. もう1機の補給ユニットはナデシコに搭載しておく。プレイヤーフェイズ終了。
4. エネミーフェイズ突入。敵は残りHPが高いユニットを優先して狙うので、ナデシコが集中攻撃される。不屈バリアで全攻撃を無効化できるので、適当にボタン連打していればどんどん敵を撃破できる。事前に反撃設定を「必ず反撃」にしていればボタン連打すら不要。
5. プレイヤーフェイズになったら、補給ユニットでナデシコを補給。ナデシコが全快する。
6. ナデシコで行動済みの補給ユニットを回収し、次の敵集団に向かって移動。移動したらもう1機の補給ユニットを発進させ、ナデシコの隣(後方)に待機させる。
7. 4~6を繰り返す。そのうち敵が全滅する。


 ユリカのレベルと撃墜数が突出しすぎる、すべての敵をナデシコで倒してしまうので隠しユニットなどのフラグをへし折ってしまう可能性があるなどのリスクはあるが、それらを許容できるならものすごくラクにクリアできる。
 実際、ぼくは第15話あたりから、面倒に感じたステージはすべてこれで済ませてしまっている。隠しユニットのことを気にするのは2周目からでいいや、と思っているので。


【応用:グラン・ガランとのセット運用】

 敵がPUの場合、反撃ではそのうち1機しか撃破できない。よって、次のプレイヤーフェイズ、ナデシコの周囲に大量の敵シングルユニットが残ることになる。
 そこで、ナデシコの隣に広範囲マップ兵器(全砲門一斉射撃)を持つグラン・ガラン(シーラ)をあらかじめ置いておくことで、それらを一網打尽にできる。


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 マップ兵器の攻撃範囲内に入ってしまうナデシコや補給ユニットには、事前に『直感』『ひらめき』などをかけておこう。

 グラン・ガランは途中で機体ボーナスに『資金+』が追加されるため、マップ兵器との相性は抜群。
 なお、グラン・ガラン自身も不屈が使えるバリア持ちだが、オーラバリアは格闘武器には無力なので、ナデシコほど単機突撃には向かない。あくまでマップ兵器役として考えるのがいいだろう。


 ちなみに、ナデシコ以外の戦艦では、マクロス・クォーター(ジェフリー)プトレマイオス2改(スメラギ)不屈&全属性軽減バリア持ち。まったく同じ運用ができる。
 ただ、マクロス・クォーターのバリア(ピンポイントバリア)はナデシコのディストーションフィールドより性能が低いためバリアを破られる危険性が高く、プトレマイオス2改はナデシコより参戦タイミングがはるかに遅い。
 また、戦艦以外でも同じようなことは可能だが、戦艦に比べると継戦能力が低かったり、HPが低いせいで敵の矛先がバラつきやすかったりすることがあり、やや安定しにくい。

 総合的に見て、やはりナデシコの安定感はすさまじい。 『スーパーロボット大戦A PORTABLE』以来、じつに7年ぶりの声つき参戦を果たした気合いの表れか。