ゲムぼく。

ゲームはぼくの人生だ。略して「ゲムぼく。」
ゲーム中心の趣味ブログ。

 たとえば、『艦これ』などのWindows用ゲームと『パズドラ』などのAndroid用ゲームをどちらも遊んでいる、というゲーマーは多いだろう。
 当然、ふつうはそれぞれに対応した端末が必要になるわけだが、じつはWindowsとAndroidをデュアルブート(切り替えて起動)できるデュアルOS端末というモノを買えば、一台で済ませることができる。タブレットならば持ち運びも可能だ。
 パソコン市場もスマートフォン市場も飽和してきたいま、タブレット業界の競争は激化する一方である。そのため、ここにきて激安のデュアルOSタブレットが次々に登場してきている。

 あらゆるゲームをひとつの端末にまとめられるならば、ゲーマーとしてこんなに夢のような話はない。
 ここ最近に登場した格安(3万円以下)のWindows/AndroidデュアルOSタブレットのなかから、評判のいいものを3つ紹介する。



 15,000円を切る激安端末。
 日本語の言語パックのダウンロードが必要、初期状態でいくつか怪しいアプリが入っているなど、いかにも中国製らしさが漂うが、「安いんだから」と割り切れる人や、こうした機器の扱いに自信がある人なら非常にオススメ。



 こちらも同じくらい激安。外観やスペックはONDA V820Wと非常に似ているが、重量は354gとかなり軽い。
 ONDA V820Wよりもわずかに価格が高いことが多いが、それを許容できるならこちらのほうがオススメ。




 価格は25,000円~30,000円程度であり、先の2機種よりやや高め。
 しかし、それに見合ったスペックの高さを持つ。解像度もCPUもROMもワンランク上だ。
 外観がちょっとiPadに寄せすぎている感があるので、それを受け入れられるなら。



   個人的には、コストパフォーマンスと軽さにすぐれたCHUWI Hi8が非常にオススメ。
 3Dのグリグリ動くゲームをやるのは無理があるが、艦これ等のブラウザゲームならまったく問題ない。
 Windows搭載ということで当然Officeも使えるので、人によっては趣味だけでなくビジネスも含めてこれ一台でグッと充実しうる。


 ぼくはその昔「巨乳なら誰でもウェルカム!」と産声をあげながらこの世に生まれたので、巨乳ならデブでも好きである。『ラブライブ!』ではスピデブ希が好きである。芸能界では森三中の村上は余裕でストライクゾーンである。大相撲中継で琴光喜のおっぱいに本気で興奮したことがある。産声のくだりはウソだがあとは本当である。

 『千年戦争アイギス』に登場する女性キャラは、ほとんどが巨乳である。R18版が存在することや、海外版への配慮が必要なことなども考えると、必然と言えるだろう。
 今回はそのなかであえて、ただの巨乳ではなく、やわらかそうな腹肉を併せ持つ「ぽっちゃり系巨乳」に注目し、魅力的な腹肉美女たちをランキング形式で紹介していく。
 「デブ巨乳ランキング」と言うとカドが立つので、「腹肉美女番付」としてみた。そっちのほうがカド立つだろとは言ってはいけない。

 ちなみに、参考までにだが、ごく一般的な女性ユニットの腹肉というのはだいたいこんな感じである。

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サンプル:女盗賊ハリッサ

 たとえ巨乳であっても、アバラが少し見えるほど引き締まったウエスト。現実にはなかなかいないかもしれないが、二次元美少女というのはこれがスタンダードである。
 しかし今回の趣旨は、このスタンダードに抗うこと。凝り固まった現代社会に新たな価値観を提示すること。
 ぽっちゃり好きの人もそうでない人も、この機会にぜひ腹肉部屋に所属する面々のことを知り、理解し、応援していただきたい。



前頭四枚目:忍者アザミ
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 忍者であるにも関わらず、さほど細くなく、腹筋がついている様子も見られない美しい腹肉を持つ。
 惜しげもなく腹肉を露出してくれている点も高ポイント。
 へその下あたりを人差し指でツン、とやるとポヨン、と返ってきそうな、打てば響く腹肉である。

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 ちなみに、覚醒後は「さあ、腹肉を揉め!」と言わんばかりのポーズに変貌する。ありがとうございます!



前頭三枚目:魔導鎧姫グレース
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 よく見ると太っているわけではないのだが、ヒップが大きい安産型の体型のせいで下腹部にもそこそこ肉がついているパターン。
 経験則だが、こういう場合は本人が腹肉に対してコンプレックスを持っている可能性が高く、非常に腹肉の揉みがいがある。ぜひ覚えておいてください。
 「私を従えるなら、それなりの実力を見せていただきます。」というセリフは、下半身の強さを活かした力強い立ち合いへの自信の表れだろうか。



前頭二枚目:神官戦士セラ
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 実装当時、性能はともかくそのムチムチ感に全国の腹肉ファンが狂喜乱舞した優秀な神官戦士。
 「ひざまくらされたまま転がって腹肉に顔をうずめてスハスハしたい」と願う王子が続出した。たぶん。
 順調に成長すれば大関・横綱も夢ではない腹肉部屋の有望株であったが、

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覚醒に際してダイエットしたうえに腹肉を衣装で隠してしまうという大失態を犯してしまった。残念。



前頭筆頭:テミス
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 食べたいモノを食べたいときに食べたいだけ食べているに違いないふくよかプリンセス。
 巨乳のせいもあるだろうが、ウエストまわりが張り裂けんばかりにパッツンパッツンになっているところに注目したい。撫でたらジャバラのようないい感触がしそうだ。

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 覚醒後は、着替えたのかウエストまわりが張り裂けたのかは知らないが、腹肉を大胆に露出してくれるようになった。
 へそ周りがほどよくポコンと出ており、非常に魅力的。ゴムボールを投げたら気持ちよく跳ね返りそう。
 


小結:盗賊シプリア
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 全国2000万のだらしない身体ファンのみなさま、お待たせいたしました。
 だらしないおっぱい、だらしない腹肉、だらしないヒップまわりと三拍子そろったユーティリティプレイヤー。
 腹肉を触ったときに本気で怒るのではなく、恥ずかしがりながら「そ、そんなところが好きなのか……?」みたいなことを言いそうなのも高ポイント。



関脇:癒し手ドルカ
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 誰もが必ず持っているシルバーユニット、ママことドルカが関脇に堂々君臨。
 豊満すぎるバストとヒップに見合ったふくよかなウエストを持つ。ハリッサ三人分はありそう。
 陽の当たる雄大な草原で爽やかな風を感じながら枕にして眠りたい腹肉である。



大関:剣の聖女ゼノビア
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 「鍛え上げられた結果のムチムチボディ」という他にない魅力を持つ。力士でいうと千代の富士である。
 前方に張り出しながらも非常に柔らかくも見えるおっぱいは、聖女の名に恥じぬ優しさのたまものであろう。

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 覚醒後はさらにムチムチ度が増し、特にウエストから太ももにかけての力強さがかなり強調されるようになった。
 太ももに首を挟まれて圧迫死しかけながら吸いつきたい腹肉である。



大関:神秘の探究者ガラニア
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 豊かなバストとヒップ、そしてそれに見合ったつまみやすそうな腹肉。
 彼女の場合、腹肉に独特のたるみ感があることに注目したい。それは加齢から来るものか、生活習慣などから来るものか。いずれにしても、よく伸びそうな、揉みがいのある腹肉である。吸うとものすごくいい音がするタイプの腹肉である。
 魔力の精髄を極めるのもいいが、この調子で腹肉の精髄も極めていってほしい。



横綱:天馬騎士団長エスタ
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 お待たせしました!横綱はもちろんこの人!
 槍を振るうときのかけ声が「どすこい」っぽいペガサスライダー第1位!
 馬より人のほうが食べてそうな騎兵ランキング第1位!
 下乳から腹肉にかけて流れる滝のような汗を残さず舐め取りたいランキング第1位!

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 そして、「ドスンドスン」という擬音が似合うブラックユニット第1位!
 数々の輝かしい受賞歴を持つエスタが、堂々トップ!めざせ歴代最強横綱!




 どうだっただろうか。ぽっちゃり好きの人ならおおむねご納得いただける番付だったのではないだろうか。
 ぽっちゃり好きではない人も、少しでも興味が出たようなら、この柔らかく優しく温かい世界に足を踏み入れてみてほしい。

意識の高いデブ
意識の高いデブ
KADOKAWA/中経出版
2015-09-18


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 Tポイントカードと並び、日本で大きなシェアを持つ共通ポイントカード『Pontaカード』
 ローソンやGEOなどでの買い物の際、とりあえずレジに出してポイントを貯めている人は多いだろう。

 このPontaカード、貯まったポイントは提携店舗にて「1ポイント=1円」換算で買い物に使用することができる。
 しかし、じつはゲーマー御用達のある提携店舗においては、もっと高効率の「1ポイント=3~4円相当」で使用できることをご存じだろうか。


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出典:セガのお店検索(http://tempo.sega.jp/)

 SEGAのゲームセンターである。

 SEGAは数あるゲームセンター事業者のなかで唯一Pontaと提携しており、店内にはほぼ必ずPonta専用端末(ポンターミナル)が置いてある。
 そこでPontaポイントを使用してプライズゲームの回数券やメダルゲームの交換チケットが発行できるのだが、そのレートが(店舗にもよるが)めちゃくちゃオトクなのだ。
 特にプライズゲームはレートが非常に優秀で、

・1回(100円相当)券 30ポイント
・6回(500~600円相当)券 150ポイント


で交換できる店舗が多い。 150円分のポイントで600円分もUFOキャッチャーが楽しめるとは夢のような話である。

【注意点】
・交換内容やレートは店舗により異なる場合がある。首都圏は上記レートが多い。
・交換したチケットは必ずしもすべての台で使えるわけではない(店舗により異なる)。使える台には「Ponta対応」とシールが貼ってあるので、目当ての台で使えるかどうか先に確認しておくといい。


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出典:セガのお店検索(http://tempo.sega.jp/)

 先日、妻の用事に付き合わされて東京ドームに行くついでに「セガ 東京ドームシティ」店に寄ってきた。
 同店での交換レートは上記と同じ。しかもほとんどのプライズゲームがチケットに対応していた。フィギュアなどの大物系から駄菓子など小物系までひと通り対応しているので、超オトクである。
 手持ちのPontaカードを確認すると250ポイントほどあったので、6回券1枚と1回券3枚に交換。6回券で娘・息子用のアンパンマンのぬいぐるみをゲットし、1回券3枚で適当にお菓子を獲得してきた。
 ぼくはUFOキャッチャーがぜんぜん得意ではないが、さすがに6回券を使えばけっこうな確率で取れる。気持ち的にはタダで6回やっているようなものなので、プレッシャーがかからないし、最初の3回くらいは取るのではなく完全に「寄せ」に徹する、みたいなことも気兼ねなくできるからだ。


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 妻の買い物中に勝手に抜け出して行ってきたので、合流後に「どこ行ってたの!」と怒られたが、戦利品のブラックサンダーとオレオを見せると妻はとたんにゴキゲンになった。つくづく人は食べ物に弱い生き物である。
 ついでに、アンパンマンのぬいぐるみを手に入れた娘と息子もご満悦であった。1個しか取れなかったので、ふたりの間で取り合いになってしまったが。

 なんとなくPontaポイント貯めてるけどマトモに使ったことがない……という人は、ぜひ近場のSEGAのゲーセンに行ってみることをオススメする。タダでやるUFOキャッチャーほど優越感と幸せにあふれたものはないですよ。



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 『艦隊これくしょん』『千年戦争アイギス』
 いずれもDMMゲームズが手がけ、いずれも商業的には成功を収めていると言える人気タイトルだ。


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出典:http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html
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出典:http://www.dmm.com/lp/game/aigis/index007_html/

 こちらが、両者のWebサイトにおける主要な広告ビジュアル
 閲覧者に興味を持たせ、ゲームスタート画面へ導くための、非常に重要なもの。いわばメインビジュアルだ。

 このふたつ、おおざっぱに言えば、何人かの味方キャラが集合したビジュアル(いわゆる「集合絵」)であることは同じである。この手のビジュアルは、艦これやアイギスに限らずソーシャルゲームでは非常に多い。
 しかし、広告的視点に立って見ると、艦これとアイギスのメインビジュアルからは明確な目的の違いが見えてくる。

 「ブランディング」を重視しているか、「導線」を重視しているかである。

 艦これのメインビジュアルは、同一のイラストレーター(しばふ)のキャラで統一されている。実際のゲーム中には、他にも多数の著名なイラストレーターが参加しているにも関わらず、だ。
 いっぽう、アイギスのメインビジュアルは、登場するほぼ全員が異なるイラストレーターのキャラだ。艦これとは真逆である。

 この違いは、それぞれ広告的にどのような効果を生んでいるのだろうか。

 同一のイラストレーターで統一する手法(仮に「艦これパターン」と呼ぶ)の場合、「統一感」を強く出したビジュアル展開ができ、作品イメージを定着させやすいというメリットがある。「この絵といえば艦これ」「艦これといえばこの絵」という意識付けをしやすいのだ。これは立派なブランドづくりの一部、すなわちブランディングである。しばふ氏のイラスト(しばふ絵)は流行り廃りとは一線を画した独特さがあるから、とりわけ差別化しやすく、ブランディングには適している。
 なお、この手法のデメリットは「ハマらない人には全然ハマらない」ということである。統一したイメージを打ち出したところで、「なんか好みじゃない」など、それが響かなかった人にはなんの意味もない。
 まとめると、この手法は作品のイメージが明確に伝わるので関心を持ってくれたユーザーの定着率(=質)は高いが、関心を持つ人の母数(=量)を増やすことにはあまり貢献しない。「量より質」を重視する広報戦略が根本にあると言える。

 描き手が異なるイラストを混在させる手法(「アイギスパターン」と呼ぶ)の場合、メリット、デメリットは先述のほぼ真逆である。
 いろんな絵柄・テイストのイラストがあるため、どんな受け手でも最低ひとつくらいは「あ、これ好みかも」というイラストが見つかりやすい。その点で、興味を持たせてゲームに誘導するきっかけ、すなわち「導線」の数は艦これパターンよりだんぜん多い。
 いっぽうで、そうしたメインビジュアルは統一感に欠け、情報量の多さゆえにゴチャゴチャした印象を与える。作品全体のイメージは伝えられないし理解されないため、ユーザーの定着率が低く、ブランドの浸透が遅い。「このキャラが好みだからちょっとやってみたけど、なんか違った」ということが起こりやすいのだ。
 こちらの手法は、「質より量」を重視していく広報戦略が根本にあると言える。


 なお、これは「軸足をどっちに置くか」という話なので、一概にどっちがいい悪いという話ではない。
 一般的には、中長期的(3~5年以上)なサービス展開やメディアミックスによる横展開を見込む場合は「艦これパターン」でしっかりとしたブランディングを狙っていくことが多く、短期的(1~2年)に結果が求められる場合は「アイギスパターン」でとにかく導線を増やして人を呼び込んで、となることが多い。

 いま、ビジネス的には、艦これは文句なしの大成功を収め、アイギスも順調に成長を続けている。それぞれ適切な広報展開ができている結果、と言うこともできるだろう。
 両方を熱心にプレイしている身としては、今後も末永く続いていってほしいところである。



 余談だが、こうした「ブランディング(イメージ)か導線(情報量)か」という広告ビジュアルの考え方は、決してゲームに限った話ではない。
 たとえば、旅行・観光のポスターなんかが非常にわかりやすい。 

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 上は大きな一枚のビジュアルを用いたイメージ路線。下はさまざまな写真を散りばめてとっかかりを増やす情報量路線だ。どっちも「旅行のポスター」という同じ広告媒体だが、その根底にある意識はまるで異なる。
 まあ、だからどうしたと言われればそれまでなんだけれど、こういうことを考えながら広告を見てみると、ちょっとおもしろいかもしれませんよ。



 



 TBSの深夜アニメだがしかしを視聴していて気づいたことがある。

 ぼくは「四白眼」の女性キャラが好きだ。


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 四白眼とは、黒目の上・下・左・右、四ヶ所すべてに白目が見えている目のこと。いまいちピンと来なければ、「黒目が異常に小さい目」だというふうに考えてもらえばだいたい合っている。
 下・左・右の三ヶ所の白眼が見えている「三白眼」キャラはまあまあいるが、四白眼となるとかなり稀だ。
 瞳の大きさがかわいさに直結しやすい女性キャラとなれば、それはさらに希少な存在となる。




 『だがしかし』における四白眼キャラといえば、遠藤サヤ。主人公ココノツの幼なじみである。
 アニメ第一話を視聴しただけでも、サバサバしているようでいて、年頃の少女らしく素直になれない一面もあって……と、非常に愛らしい性格がうかがえる。個人的にはどストライクである。

 そして、アニメにおける四白眼の女性キャラといえば、わりと最近の作品でもうひとり思い浮かぶ。



 『旦那が何を言っているかわからない件』のカオルたんこと十カオルである。
 そして個人的には、やはりカオルもどストライクである。


 この「遠藤サヤ」と「十カオル」、まったく毛色の違う作品のキャラであるが、その外見や性格にかなりの共通点を持つ。
 そこから「四白眼」という個性そのものが人に与える印象と、二次元における「四白眼」属性の長所について考えてみたい。



遠藤サヤ、十カオルに見る四白眼キャラの共通点



1. クール

 どこか冷めたような態度を基本姿勢とし、ちょっとしたことで笑ったり、大声をあげて驚いたり、ということはあまりしない。飾らない直球の言動や、冷静に核心をつく発言が多い。
 心理学的に、黒目の大きい女性は少女(年下)に見られやすく、黒目の小さい女性は大人(年上)に見られやすいという研究結果がある。パッと想像してもらえればすぐに納得できると思う。
 そのため、黒目の小さい四白眼キャラに少女性の強い性格はどうしたって相性が悪い。彼女たちのクールキャラは必然であると言える。


2. 「徹頭徹尾クール」ではない

 一見すると1と反するようであるが、非常に重要。
 現実では、クールな人が本当にクール以外の面を見せない、ということもあるが、ストーリーの抑揚がありドラマの起伏があるアニメにおいてそれはほぼありえない。
 実際、サヤは自らの恋愛絡みの話題になると露骨に取り乱すし、カオルは押し殺していた不安が限界を超えると泣き出してしまう。
 そういう「弱い一面を見せること」自体はどんなキャラでもよくあることだが、これをクールであることを宿命づけられた四白眼キャラがやるということが非常に大きい。ふつうより何倍もギャップが大きいのだ。


3. 元ヤン風の外見・言動

 サヤもカオルも金髪ロング。サヤはピアスを多く着けており、カオルは喫煙者である。
 四白眼そのものが世間的に「悪人っぽい」「怖そう」というイメージを持たれがちであるから、キャラクターデザインもなかば必然的にそうなるものだと考えられる。
 ただ、あくまでもふたりとも元ヤン「風」であることがポイントである。現役バリバリ感があるとわれわれ視聴者は恐れおののいてしまう。
 男に媚びたファッションをしていないことと、「見た目が悪そうな奴ほど根は素直」ということでいい人っぽい空気がにじみ出ているのが高ポイント。


4. 愛情表現が不器用

 四白眼の女性キャラは、ふだんの言動や外見に反して恋愛経験に乏しいことが多い。
 ゆえに、主人公などの好きな人に対しての愛情表現があまりにもヘタだったり、あまりにも直球だったり、あまりにも過剰だったりする。かわいい。



 要するに、四白眼の女性キャラはふつうの女性キャラよりも格段にギャップが輝きやすい。
 視聴者の印象としても、劇中での扱われ方としても、四白眼キャラは初見で「ワルそう」「冷たそう」「経験豊富そう」といったイメージを勝手に持たれがちだ。しかし、実際には人並みに弱い一面を持っていたり、人並み以上に恋愛にうとかったりするのだ。
 そんな、宿命づけられたクールキャラと内面のふつうさのギャップに惹かれて、ぼくは四白眼の女性キャラが好きなのだと思う。


 いまいちピンと来ていないあなた。ちょっと想像してみてください。

 目つき悪めのヤンキーっぽい美人が 、じつはあなたのことをめちゃくちゃ好きなんですよ。
 でも彼女はそこまで人を好きになったことがないしアプローチしたこともないからどうしたらいいかわからなくて、あなたと目が合うたび顔を真っ赤にしてうつむいちゃうんですよ。
 で、ある日、「ちょっと!」と呼び止められてなんだろうと思ったら、「そ、その、これ読んでほしいんだけど……」と古典的にラブレター渡してくるんですよ。
 周囲からは勝手に経験豊富に見られて恋愛相談されまくってるけど経験ゼロだし処女なんですよ。あなたが初恋なんですよ。

 それ、スゲェよくないですか。いいですよね。いいことにしましょうよ。最高!四白眼最高!せーの!結婚してくれ!


 

 ファイアーエムブレムシリーズではおなじみの職業、「ペガサスナイト」
 天馬騎士とも呼ばれ、ペガサスを駆って戦う女性騎士である。

 そして、ペガサスナイトといえば「ペガサス三姉妹」である。
 初代『暗黒竜と光の剣』(1990)のパオラ、カチュア、エストに始まり、ファイアーエムブレムでは長らくペガサスナイトの三姉妹が登場するのがお約束となっていた。
 その伝統は(リメイクを除けば)残念ながら『烈火の剣』(2003)を最後に途絶えてしまったが、いまだにファンの間ではペガサス三姉妹の印象と人気は根強い。

 気がつけば、『烈火の剣』から干支ひと回り以上の時が経ってしまった。『暗黒竜と光の剣』はなんとふた回り以上も昔だ。
 そんないまこそ、あえてペガサス三姉妹の歴史について振り返ってみたい。



■初代三姉妹
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
(1990,任天堂,ファミリーコンピュータ)

長女:パオラ(14章で加入)
次女:カチュア(14章で加入)
三女:エスト(18章で加入)

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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)

 記念すべき初代ペガサス三姉妹。
 いま見ると3人ともめっちゃブスだが、当時はカチュアを中心に絶大な人気を誇った。
 優しく聡明な長女、生真面目でしっかり者の次女、明るく元気な三女という性格面の個性。力・技が高い長女、バランス型の次女、速さと成長率が高い三女という能力面の個性。それらは後のペガサス三姉妹に受け継がれるフォーマットとなった。
 また、3人が敵に隣接して攻撃すると発動する隠し技「トライアングルアタック」も初代から存在。100%の確率で必殺の一撃が発動し、相手の守備力がどんなに高くても最低15ダメージが保証される強力な効果。
 以降のシリーズで多少効果が変わることはあるが、トライアングルアタックそのものは定番の要素となっていく。
 なお、彼女たちは続編である『外伝』『紋章の謎』にも引き続き出演。
 その際も、それぞれの個性やパオラ・カチュア→エストという加入順はしっかり守られている。



■1.5代目三姉妹
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
(1996,任天堂,スーパーファミコン)

長女?:メング(敵ユニット)
次女?:ブレグ(敵ユニット)
三女?:メイベル(敵ユニット)

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出典:Valhalla~ファイアーエムブレム攻略~(http://www7a.biglobe.ne.jp/~hyunkell/)
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出典:Valhalla~ファイアーエムブレム攻略~(http://www7a.biglobe.ne.jp/~hyunkell/
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出典:Valhalla~ファイアーエムブレム攻略~(http://www7a.biglobe.ne.jp/~hyunkell/

 『聖戦の系譜』ではなんと敵ユニットとしてペガサス三姉妹が登場。
 3人それぞれ名前こそ違うが、見た目は同じ、能力もまったく同じ。
 これを正式にペガサス三姉妹として認めるかどうかはファンの間でも意見が分かれるところなので、とりあえず1.5代目としてカウントする。
 ちなみに、敵なのだがトライアングルアタックはバッチリしかけてくる。油断すると死ぬ。



■二代目三姉妹
ファイアーエムブレム 封印の剣
(2002,任天堂,ゲームボーイアドバンス)

長女:ユーノ(20章で加入。ルートによっては加入しない)
次女:ティト(10章または11章で加入)
三女:シャニー(2章で加入)

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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)

 『封印の剣』はゲーム全体として原点回帰を強く意識した作品となっており、ペガサス三姉妹のキャラクターも初代にかなり沿った形でデザインされた。
 優しく聡明な長女、生真面目でしっかり者の次女、明るく元気な三女。力・技が高い長女、バランス型の次女、速さと成長率が高い三女。いずれもそのまんまである。
 ただ、加入順は逆になり、最初に仲間になるのは三女のシャニー。なんと2章からという超早期参入であるため、活躍の期間がかなり長い。地形を無視して移動できるペガサスナイトは本作の要である「救出」システムをもっともうまく使えるクラスであるため、多くのプレイヤーがシャニーには特にお世話になったに違いない。ぼくもシャニーにはいろんな意味でお世話になった。
 そのこともあってか、各種人気投票などに見るキャラ人気ではつねにシャニーが頭ひとつ抜けていた。その人気たるや、いまでもGoogleに「シャニー」と打ち込むと候補に「シャニー かわいい」が出てくるほど。ぼくもシャニーにはいろんな意味でお世話になった。
 とはいえ、ティトとユーノも人気があった。ティトは生真面目だけど不器用で、姉でもあり妹であり、という年頃の少女らしい揺れ動く姿が人気を呼び、ユーノは人妻属性持ちであることから一部の熱烈なファンを生んだ。



■三代目三姉妹
ファイアーエムブレム 烈火の剣
(2003,任天堂,ゲームボーイアドバンス)

長女:フィオーラ(エリウッド編18章、ヘクトル編19章で加入)
次女:ファリナ(ヘクトル編25章で加入。エリウッド編では加入しない
三女:フロリーナ(3章で加入)

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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)

 三代目にして、最後のペガサスナイト三姉妹。
 それぞれの能力的な個性は過去作を踏襲しているが、性格は次女と三女が逆転するような形となった。次女のファリナが明るく活発なタイプ、三女のフロリーナは物静かで引っ込み思案なタイプ。
 加入順はまた変わり、三女→長女→次女となった。しかも次女のファリナにいたってはヘクトル編のみの加入なので、一周目のエリウッド編では絶対に仲間にならない。本作では1回クリアしてからでないと三姉妹がそろわないのだ。
 また、過去作の長女であるパオラやユーノは初期能力が高めなかわりに成長率に難があったが、本作の長女フィオーラは成長率がけっこう高い。三姉妹そろって最後まで第一線を張れる可能性がもっとも高い作品。
 キャラ人気としては、初代三姉妹のカチュアや二代目三姉妹のシャニーほど突出した存在はなく、まんべんなく人気があった印象を受ける。そういう意味では、さきほどの成長率の件と合わせて、ペガサス三姉妹の集大成と言うにふさわしい三姉妹かもしれない。



おまけ:その後の作品について

聖魔の光石
(2004,GBA):長女シレーネ、次女ヴァネッサの二人姉妹。三姉妹ではなくなった。もうひとりのペガサスナイトであるターナとの組み合わせでトライアングルアタックができる。余談だが、ターナは公式イラストが公開されたとき、2chなどで「ムチムチでめっちゃエロい」と評判になった。
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出典:ファイアーエムブレムミュージアム(https://www.nintendo.co.jp/fe/fe_museum/)

蒼炎の軌跡(2005,GC)、暁の女神(2007,GC):マーシャ、タニス、エリンシア(暁の女神ではシグルーンも)というペガサスナイトが登場。血縁関係はない。トライアングルアタックはできる。

覚醒(2012,3DS)、if(2015,3DS):姉妹ではないが、親子という形で血縁関係が復活。ただしトライアングルアタックはなくなってしまった。




 個人的には『封印の剣』の二代目三姉妹がもっとも思い入れが強いが、そうした好みについては、おそらく「どの年代にもっともFEにハマっていたか」というのが大きく影響していると思う。
 シリーズのファンならば、ペガサス三姉妹への想いを振り返ってみれば、自分自身とファイアーエムブレムとの付き合いの歴史が自然と思い出せるのかもしれない。

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 iPhone/iPad『千年戦争アイギスA』をプレイしていると、けっこうな頻度で画面下にコレ(赤丸の部分)が出てくる。
 画面下から上にスライドすると出せる「コントロールセンター」のタブ(つまみ)だ。

 アイギスの戦闘画面はユニット一覧が下にあるため、ユニットを配置するときは自然と下から上にスライドする指の動きになる。
 それにいちいち反応してこのタブが出てきてしまうので、かなり邪魔だ。思い通りにユニットが置けないのはもちろんのこと、


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 こんなふうにコントロールセンターで画面が覆いつくされてしまって思わず「ウォォォアアアアア!」と発狂してしまうこともしばしばである。
 幸い、コントロールセンターが出たときにはゲームは自然と一時中断(ポーズ画面)になるのだが、邪魔なもんは邪魔である。

 なので、『アイギスA』プレイ中はコントロールセンターのタブが一切出てこないように、あらかじめ設定しておこう。


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 方法は「設定」→「コントロールセンター」と進んで「App内でのアクセス」をオフにするだけ。
 これで、『アイギスA』を含む各種App起動中はコントロールセンターが出てこなくなる。
 ホーム画面では出てくるので、画面の明るさなどをいじりたくなったときはいったんホーム画面に戻ればいい。


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 これだけで、よけいなタブにイラッとさせられることはなくなる。
 高難度のマップだと1~2秒のロスが命取りになることもあるため、不安な人はぜひ設定しておこう。


特装版 千年戦争アイギス 月下の花嫁IV (ファミ通文庫)
ひびき 遊
KADOKAWA/エンターブレイン
2015-12-26

 

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 先日の『横浜DeNAベイスターズの「ニュースを作る」広報戦略。』の記事でも取り上げたが、こちらが神奈川県72万人の小学生以下の子どもにベースボールキャップと一緒に無料配布された「2016ゲームスケジュール」マグネット。
 対戦相手が帽子で示され、ホームゲームには色が付いている。非常にわかりやすい。

 マグネットであることと、こういうスケジュールには通常なら試合開始時間も載せたくなるものなのにあえて載せていないことが広告的に大きなポイント。 
 マグネットを貼る定番の場所である冷蔵庫は、子どももお父さんもお母さんも、家族全員が毎日見る絶好のスペース。
 そこに、子どもや野球になじみのないお母さんでもわかりやすいように情報量を絞ったスケジュールを載せることで、まずは「あ、次の週末ハマスタで試合があるんだね」という興味と家族間の会話が生まれることを狙っているのだろう。



 「スーツのボタンが取れた!あと○時間後にアポなのに!」

 サラリーマンとして生きていると、そんな状況が何度かはあるものだ。ぼくもつい先日、会社でジャケットをドアに引っかけ、最重要の第一ボタンが取れてしまった。午後からプレゼンなのに。
 幸い、近くにいた人たちが次々に心配してくれ、いろいろな対処法を教えてくれたので事なきを得たが、超あせった。

 そこで、その際に学習した「取れたボタンを急ぎで直したい!」というときの対処法をここにまとめておく。
 いつ来るかわからないそのときのために、全国のサラリーマンや就活生はぜひ頭の片隅に入れておいてほしい。



対処法1 安全ピン
スピード:★★★★★
正確性・安心感:★★

 王道中の王道、安全ピン。
 事務用品として社内に置いてあることも多く、コンビニでも売っているので入手はもっとも簡単。
 取り付けも難しくない。足つきボタン(シャンクボタン)なら、足にピンを通すだけ。四つ穴ボタン、二つ穴ボタンの場合は、ボタンにくっついているであろう切れた糸の塊にブスッと刺し、裏地側でピンを留めれば、見た目にはまったくわからない。
 欠点は、四つ穴ボタンや二つ穴ボタンだとボタン側に糸が残っていないと取り付けられず、取り付けたとしても耐久性には不安があること、安全ピンを刺したぶんスーツに穴が空いてしまうこと、厚手のスーツだとピンが通りにくいことがあるなど。






対処法2 「tic」を使う
スピード:★★★
正確性・安心感:★★



 針と糸を使わずにボタンを取り付けられる変わり種グッズ、「tic」。
 http://tic-japan.jp
 東急ハンズ全店、一部の紳士服店や手芸店で購入できる。
 入手さえできれば、あとは早い。説明書に従ってパチンパチンとホッチキスのように留めるだけなので、3分もかからない。
 欠点は、売っている店舗が少ないことと、スーツのジャケットのような厚みのある服に使用する場合は耐久性に不安があること。特に第一ボタンなどだと前を留めたときの負荷にticが耐えきれない可能性があるので、応急処置だと割り切ろう。
 売っている店が少ないという欠点については、いっそあらかじめネットショップなどで購入しておき、カバンやデスクの片隅にしのばせておくといいかもしれない。



対処法3 自分で縫う
スピード:★
正確性・安心感:★★★★

 100円ショップや手芸店、コンビニでソーイングセットを購入し、自分で縫い付ける。
 裁縫が苦手でない限り安心感はある方法だが、買いに行く手間と縫う手間がダブルでかかるのがマイナス。
 つねにソーイングセットを持ち歩いていれば買う手間は省けるが、現実的ではないだろう。時間に余裕があるとき専用の方法だと思ったほうがいい。






対処法4 洋服直し・ファッションリフォーム店を利用
スピード:★★★
正確性・安心感:★★★★★

 「マジックミシン」「ビック・ママ」「フォルムアイ」「ママのリフォーム」などが有名。都内に限らず、オフィス街や人通りの多いエリアであれば、駅前や駅周辺に高確率で存在する。また、クリーニング店でもやってもらえる場合がある。
 店舗や混み具合にもよるが、ボタン1個の取り付けであれば即日、それも30分以内で仕上げてくれることが多い。
 また、店によっては「スピード仕上げ」などのコースを依頼できることがあり、その場合はさらに早い。ぼくは今回マジックミシンを利用したが、直しにかかった時間はわずか10分だった。
 なお、料金はどこでも数百円程度なので安心。ぼくの今回の料金は324円(税込)だった。
 プロにやってもらえるだけあって、正確性や安心感はダントツ。応急処置ではないので、そのままずっと使える。




 まとめとして、個人的に推奨する対処順は下記の通り。

1. 「洋服直しサーチ」(http://www.naoser.com)などのサイトを利用し、対処法4を最優先で検討

2. 近くに洋服直し店がなければ、コンビニや東急ハンズを探して対処法1または対処法2を検討

3. それもなければ、100円ショップやコンビニに行って対処法3を実行。



 洋服直しの店について、「見たことはあるけどなじみがない」という人は多いだろうが、いざ使ってみるとものすごく便利だ。
 「急ぎなんですけど……」と言えば快く対応してくれることが多いので、恐れず、まずはそこから検討してみることをオススメする。





 Eテレ『おかあさんといっしょ』内の着ぐるみ人形劇『ポコポッテイト』。(2011年~)
 なじみのない人には、『にこにこぷん』『ドレミファ・どーなっつ!』『ぐ~チョコランタン』などの現代版だと言えばだいたい伝わるだろうか。

 明るく元気なラーテルの男の子、「ムテ吉」
 おしゃれが好きで負けん気の強いネコ(マンチカン)の女の子、「ミーニャ」
 真面目だけどちょっとズレたところもあるヒツジ(ジャコブヒツジ)の男の子、「メーコブ」
 この主役3人を中心に、毎回、愉快なドタバタ劇がくり広げられているわけである……が。




 この3人の中でも特に主人公格である「ムテ吉」の設定があまりにも闇が深く、ぼく自身、子どもと一緒に見ていてどんどん不安になってきてしまうレベルなので、今回はそれについて考えたい。
 明るく楽しい番組の、明るく元気な主人公。その裏に隠された深い深い闇に迫る。



ムテ吉の闇その1:両親がいない

 ムテ吉は3歳の幼児だが、「ぽていじま」という島でおばあちゃんと二人暮らしをしている。
 ムテ吉の両親は「冒険家(トレジャーハンタ-)」。世界各地を転々としており、家に帰ってくることがほとんどないという設定だ。なので、両親が実際に登場したことはない。
 劇中でも主役3人の家庭の話題が出ることがたびたびあり、ミーニャは両親が床屋を営んでいることに関するネタや、母親がアクセサリーを手作りしてくれたことを自慢するエピソードなどが豊富にある。また、メーコブも父親がウール工場の社長であることにまつわる話や、母親に溺愛されていることを示すエピソードが多い。
 しかし、ムテ吉にはなにもない。ミーニャとメーコブが家庭の話題を始めると、いつもいちばんうるさいはずのムテ吉は決まって「とーちゃん、かーちゃん、元気にしてるかなぁ」とつぶやくだけなのだ。いったいどれほど長く両親に会えていないのだろうか?
 たとえばそれが半年にしろ1年にしろ、それだけの期間、仕事が忙しいとはいえ元気な両親がたったひとりの子ども(しかも幼児)の顔をいちども見に帰ってこない、という状況は、かなり特殊ではないだろうか?
 ムテ吉は、はたしてどれほど両親に愛されているのだろうか?
 また、もっとつっこんだ見方をするならば、そもそもムテ吉の両親はいまもこの世に存在しているのだろうか?
 ムテ吉は、まだ難しいことが理解できないたった3歳の子どもだ。同居しているというおばあちゃんが気を遣って、「お父さんとお母さんは冒険に出ているだけだよ」と説明しているのかもしれない。



ムテ吉の闇その2:コミュニケーション能力の欠如と情緒不安定

 ムテ吉のふだんの性格はひとことで言えば「粗暴」である。元気がありすぎるのだ。
 考えるより先に身体が動くタイプで、ことあるごとに「無敵のムテ吉だいっ!」と名乗りながらデッキブラシや長い棒をブンブン振り回して周囲を怖がらせてしまっている。
 また、マンチカンであるミーニャに対して「トンチンカン」、ヒツジであるメーコブに対して「ウシ」と言い放つこともしょっちゅう。何度訂正されてもそれは直ることがない。むしろ、「そう言い間違えれば訂正してもらえて会話が生まれる」と解釈して喜んでいるフシすらある。ミーニャとメーコブは本当にいやがっているのに。
 そうした人を傷つける言動が目立ついっぽうで、ムテ吉は自身が責められたり、想定外の状況でパニックに陥ったりすると、尋常じゃないほど大泣きし始め、とたんに自信を失い弱気になる傾向がある。あまりにも感情の起伏が激しすぎるのだ。
 そんな繊細な面を持つはずなのに、どうしてふだん、必要以上に明るく、ときに暴力的にふるまってしまうのだろうか。
 ひょっとしたら、両親がおらず、ミーニャやメーコブと出会うまで同世代の友達もいなかったムテ吉は、そうすること以外に人と関わる方法を知らないのかもしれない。



ムテ吉の闇その3:極端に目立つ貧困描写

 2015年12月の放送において何度か、ミーニャとメーコブは温かく真新しい冬服(コートなど)を着ているのに、ムテ吉だけはいつも通りのタンクトップに半ズボン、という回が見られた。真冬なのに。
 それは単にムテ吉が寒さを感じないくらい元気なのか、それとも、冬服を買うことができない経済的事情を抱えているのか。
 また、2016年正月の放送においても、ムテ吉だけ晴れ着を着せてもらえず普段着という明らかに不自然なシーンがあった。
 さらに、食事についても気になる描写が多い。
 ハンバーガーについて取り上げた回では、ムテ吉だけがハンバーガーという食べ物の存在そのものを知らなかった。寿司の回では、ミーニャは「寿司と言えば回転寿司」という中流階級っぽい主張、メーコブは「寿司は板前さんが握ってくれるもの」という富裕層っぽい主張をしていたのに対し、ムテ吉は「おすしはばーちゃんに作ってもらったことがあるぞ!」と言っており、まったく噛み合っていなかった。お店で食べることができるもの、という発想が彼にないことがわかる。
 また、「作ってもらったことがある」という言い方も微妙だ。それはいったいどれほど昔で、どれほどレアな体験だったのだろうか?



ムテ吉の闇その4:主要な登場人物の中で唯一読み書きができない

 ムテ吉は文字の読み書きができない。手紙を書くときなどは、仲のいい妖精「ララパ」にお願いしているという設定になっている。
 ムテ吉はまだ3歳なので、絶対的に見れば、読み書きができないこと自体はそんなに不思議ではない。
 しかし、『ポコポッテイト』劇中において、同じく3歳のミーニャをはじめ、ムテ吉以外のすべての登場人物は文字の読み書きができるのだ。
 同い年なのに、ミーニャはできてムテ吉はできない。なお、ミーニャはごくふつうの女の子であり、特別な教育を受けているなどの設定は一切ない。
 この違いを活かしたエピソードが特にあったわけでもないのに、なぜそんな設定にしたのだろうか?暗に「格差」を表現しようとしていないだろうか?



ムテ吉の闇その5:「ララパ」の存在

 前述の通り、ムテ吉は「ばーちゃん」と二人暮らしをしている。実質的に同居状態にある妖精のララパを含めると三人暮らしだ。

 ララパは妖精ということで、不思議な力を使って瞬間移動ができる。そのため、いつでもムテ吉のそばに現れたり消えたりすることができる。
 また、ムテ吉と非常に仲がよく、まるで母親のように面倒見もよい。いつもムテ吉のことを気にかけ、やさしく見守ってくれている。
 いっぽう、ムテ吉以外の登場人物には興味がないのか、ムテ吉以外とはほとんど会話がなく、ムテ吉がいない場面ではそもそも登場自体がほとんどない。
 「急に現れたり消えたりする」「ムテ吉にだけ母親のような愛情を注ぐ」「ムテ吉がいないと出てこない」という事実、そして、ムテ吉は両親のいない家庭で育ってきている、という背景。これらを組み合わせると、ある仮説が浮かんでくる。
 ララパは、母の愛情に飢えたムテ吉が見ている幻なのではないか?
 あるいは、愛情を欲する強い想いが生み出してしまった思念体なのではないか?

 劇中ではララパがムテ吉以外の人物と会話する場面もなくはないため、前者だとすると、周囲はムテ吉が幻を見ていることを理解し、配慮して話を合わせてあげている、ということになる。後者だとすると、目に見える思念体ということで説明がつく。
 余談だが、「ララパ」という名前の響きは、チベット仏教における幻(空想)を視覚化して思念体を作り出す秘術「タルパ」によく似ている。



ムテ吉の闇その6:「ばーちゃん」の謎

 ムテ吉に「ばーちゃん」がいることはムテ吉自身の口からは何度も語られているが、実際にばーちゃんが劇中で姿を見せたことはない。
 しかし、ほぼ一度だけだったと思うが、声だけでなら登場したことがある。
 そのとき、ばーちゃんの声優は、こおろぎさとみだった。
 ちなみに、さきほど「その5」で実在が疑われたララパの声優は、なんと同じくこおろぎさとみである。
 はたして、ムテ吉の「ばーちゃん」は、本当に存在しているのだろうか?
 ムテ吉の話では「厳しくて怖いけど、ホントはやさしい」らしいが、だとしたら粗暴なふるまいをするムテ吉を叱ったり、読み書きを教えたり、寒い日に冬服を着せたりしないのはなぜだろうか?
 最悪の想像をするならば、ムテ吉の両親はすでに他界(またはムテ吉を捨てた)し、ばーちゃんも死亡または寝たきりなどの動けない状態。その中でムテ吉は、元気だったころの「ばーちゃん」と母親がわりの「ララパ」というふたつの幻影を心の支えにしてひとりで生きているのではないだろうか?



 気になった人は、ぜひ実際に『おかあさんといっしょ』を何回か録画するなりなんなりして、その目で確認し、一緒に考えてみてほしい。
 あくまで「そういう考え方もできる」という話であって、十中八九思い込みだということはわかっているが…… 
 ベテラン揃いのEテレスタッフがこのあたりをなにも考えずにやっているとは、ぼくには思えないのだ。